第3話 戦闘開始!!
いや、まって最近はこれが普通なの?百合アニメや漫画好きで書いたりするけど
自分自身がこうなるとパニックだよ。なんで俺、美少女化していたことより驚いているだ?
とりあえず香月かづきに心の声できいてみよう。うん、そうしよう
『香月かづき!これは普通なのか!!』
『いや普通はこんなにおかしなタイミングに告白するのは知らんぞ!』
『じゃあどうする!!今は俺、美少女だからガチ百合になるぞ!』
『他人ならメシウマだが親友からのアドバイス!!理由をきけ!!』
『なるほど!ありがとう!』
香月かづきと謎のテレパシーにより理由をきくことにする
「あ~なんで俺なんだ。タイミングもおかしいし、それに俺って今は女だぞ?」
「理由は簡単。可愛いから!」
・・・・なんじゃそりゃ?
「昔からあんたこと好きだったの。でも女体化したってきいて落ち込んだけど
その可愛い声!その見た目!妹想いなところ!ときめいたわよ。一目惚れよ!」
「なぜだろう。告白されたはずなのにふられた気分」
「まちなさい!!」
クラス中に広がるりんっとした声
クラス委員長 敷浪しきなみ 明日香あすか
黒髪ロングで真面目&クールな性格から学校中の人気者
そんな彼女がこんなガールズラブ許すはずが
「私も好きです!付き合ってください!」
ブルータスおまえもか!!
なにこの状況。美少女化している男子に告白する女子二人
ヤバいよ!ただでさえ目立ってたのに明日香のせいでもっと目立っているよ!
まわりの男子数人この世の終わりみたいな顔してるよ!
ヤバい汗が止まらない。絶対俺、美少女がしてはいけない顔してる
そんなかなる救いのチャイム。明日香も楓も急いで次の教室へむかった。
これほど学園のチャイムに感謝した日はない。
授業中に明日香と楓から渡されたメモをみるまでは
そのメモにはこう書いてあった。
『放課後、ご家族に挨拶にむかいます。』