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トラブル

ステーブン

「ハイ、アイリス先生、俺はステーブンと言います。

ところで、アイリス先生・・・・・」

アイリスはステーブンの声が緊張している声だったの

で、何か悪い予感がした。

アイリスは思った。

「ああ、朝からもう、ジョアンナの身に何か起きたの、

嫌だ、朝から・・・・・・」


アイリス

「ステーブンさん、ジョアンナのお友達なのね、わかった

わ、それで、朝からどうしたの・・・・・・」

ステーブンは、深呼吸を2回してから冷静になって話始め

た」

「アイリス先生、朝から悪いが、悪い知らだ・・・・・、

今日、ジョアンナの父親が、仕事中に事故に巻き込まれて

亡くなった・・・・・・」


アイリスは絶句した。

「最悪だわ」と思った。


ステーブンもアイリスも、数秒何も話せなかった。

ステーブンは、胸のポケットからアイス・ブラストを取り

出して、一本吸った。


ステーブンは言う。

「ああ、すまんな、朝から、だが俺はその件で電話した。

昨日一日で、いろいろありすぎた、ジョアンナを一週間ほ

ど、学校を休ませてやりたいんだが・・・・・・」


アイリスは呆然としながら答えた。

「あー、そ、そうね、分かったわ、ステーブンさん、

えーと、あ、あの、それで、今、ジョアンナはどうしているの・・・・・・」

ステーブン

「ああ、大丈夫だ、心配ない。今俺と食事を食べたところ

だ。かなりショックを受けてるようだが何とかなる」


アイリスは思った。

「何なの、この人。いきならこんな電話をかけてきて、

もしかしてこの人犯罪者で、ジョアンナのパパを殺して、

今、ジョアンナは人質になってるんじやぁ、大変だわ、

なんとしてもジョアンナを助けなきゃ・・・・・・」

アイリスはステーブンにちょっと待ってと言って、

他の教員を呼ぶ。

呼ばれた数字の教員、ルーランは何事かと思った。

アイリス

「ルーラン先生、緊急事態よ・・・・・・」

ルーランは小声で言う。

「どうしました、アイリス先生・・・・・・」

アイリス

「冷静に聞いてね、ジョアンナが今、犯罪者に人質として

捕らえられているわ・・・・・・」

ルーランは絶句した。

拳に力がはいった。

ルーランは、アイリスに小声で言う。

「アイリス先生、警察に電話をするので、話をのばしてく

ださい、それと、今ジョアンナが生きているのか確認した

いので、何とかジョアンナを電話にだしてください」

そういって、ルーランは警察に電話をかけた。

アイリスは言う。


「あー、ステーブンさん、ちょっとジョアンナのことが心

配で、ちょっとジョアンナを電話に出してもらえないかし
ら・・・・・・」

ステーブンは言う。

「ああ、いいとも、おい、ジョアンナ、アイリス先生がお

前と話したいそうだ、出てくれ・・・・・・」

ジョアンナは「ウン」と言って電話にでる。

アイリスは思った。

「やった、成功だわ、こちらが話をのばそうとしているこ

ともわかってないわ、バカなやつ・・・・・・」

と、アイリスは勝手に勘違いをしていた。

ジョアンナがミルクを手に持ちながら電話にでる。

「ハイ、アイリス先生、おはようございます」

アイリス

「ハイ、ジョアンナ、まだ、生きていたね・・・・・・」

ジョアンナは首をかしげながら言う。

「え、先生、私生きてるよ、どういう意味・・・・・・」

アイリスはしまったと思った。

「あー、何でもないの、そうね、ジョアンナ、貴方、今ど

こにいるのかな・・・・・・」

ジョアンナは言う。

「先生、お家からだよ、何か今日の先生て変だよ、ナ


ニ・・・・・・」


アイリスは冷や汗をかきながら言う。

「あー、そうね、ち、ちょっと風邪気味なの、ごめん

ね、ジョアンナ、ところで、貴方と一緒にいるステーブン

さんて本当に貴方の友達・・・・・・」

ジョアンナ

「そうよ、パパの友達なの、なんで・・・・・・」

ステーブンは椅子にもたれながら眠っていた。

アイリス

「い、あや、そんなに深い意味はないの、ア、ハハハ、

ところで、聞きにくい事なんだけど、ジョアンナ、貴方の

パパが死んでしまったって本当・・・・・・」

ジョアンナは悲しい顔をしながら言う。

「うん、パパは昨日死んだわ、それでね、パパと一緒に働

いていたステーブンが夜、ママのところに電話してきた

の・・・・・・」

アイリスは「えっ」と言って驚いた。

ルーランが電話をしながらアイリスにokというサインを出

した

アイリスは言う。

「えっ、それって、・・・・・・つまり、本当に仕事の友

達ってことなの、やだ、わたしだたら、どうしよう

う・・・・・・」

ルーランが凄い鼻息でアイリスに近づく。

ルーランは小声で言う。

「アイリス、アイリス、okだ、すでに警察がジョアンナの

家に行った。ナニ、すぐにジョアンナは救出してくれ

る、だから、もっと、話をのばしてくれ・・・・・・」

アイリスは心臓が止まりそうになった。

顔はわらつているが、目が泣きそうだった。

アイリス

「あー、ジョアンナ・・・・・ちょとまだてて

ね、ル、ルーラン、ち、ちよっときいて・・・・・・」

ルーランに緊急が走った。まさかジョアンナの身に何か起

きたのだろうか。

ルーランは真剣な顔をしながら小声で言う。

「な、なに、アイリス、どうした・・・・・・」

アイリスは両手を合わせて言う。

「ル、ルーラン、ご免なさい、ジ、ジョアンナは、捕まっ

てなどいなかったわ、・・・・・・」

ルーランの顔が驚く。

ルーラン

「えっ、それってまさか、勘違いをしたってことか、だっ

て、警察がそろそろジョアンナの家につく頃だ

ぞ、てっ、おい、どうするんだよ・・・・・・」

何も知らないステーブンは、腕を組ながら熟睡していた。


そして、ジョアンナの家に警察官4名が突入した。

ドアが静かにあいて、一名は、ジョアンナを確保し、3名の

警察官がスヤスヤと寝ているステーブンに向かって、強引

に椅子から倒し、はがいじめにする。

ステーブンは驚いた。ナニが怒ったのかわからわからな

い。ステーブンは叫んだ。

「な、なんだ、お前ら、は、放せ」

警察官はステーブンに冷酷な目をして言う。

「このクソヤロウ、お前はもうおしまいだ、こんな可愛い

子の両親を殺しやがって、いいか、少しでも抵抗してみ

ろ、お前の脳天にコイツをくれてやるぜ・・・・・・」

といって、ステーブンの頭に銃を突きつけた。

ステーブンは何も言わず、冷や汗をかいた。

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