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【一章までの登場人物紹介(メインキャラ)】その1


『スバル=カミジョー(上條昴)』(22歳)


 言わずもがな、本作の主人公で男の娘を強要されたパン屋の店主。

 短いけど、艶のある黒髪。
 白パンのように柔らかそうな肌。
 リップいらずの桜色の唇。
 筋肉がついてない細い手足。
 少し低いけど、可愛いらしい声。
 どう見たって、可愛過ぎる女の子に見えますが……実は、男です。(本編第1話より抜粋)

 ある日、家族経営してるパン屋の裏口を開けたら、異世界の空き家にトリップしてしまった。その時、たまたま空き家(旧パン屋)の下見に来ていたロイズに見つかり、商業ギルドに連れてかれてしまう。

 トリップして来た異世界人は『時の渡航者』と呼ばれ、錬金師やパン職人の適性をロイズに見定められたので空き家をリフォームしてパン屋を営むことに。

 パン達の補正は、初めはランダムだったが意識すれば効果をそのまま付与出来ることが発覚!(ただし、危険視されやすいのも含めて、ほとんどそれを使わない。唯一、露店ではロイズの許可を得た)

 武道の心得はないが、唯一の武器は外見以上に低い作り声から繰り出す『小悪魔ボイス』がある。
(被害者:ロイズ、レイス)

 好きなパンは、『あんぱん(未登場)』。




『エリザベス=バートレイン(エリー)』(19歳)


 スバルのパン屋でのパートナー兼護衛。
 アシュレイン出身、アシュレイン在住のランクB冒険者。

 口調は粗野だが、根は真面目。
 だが、それは仮の姿で本当はスバルやごく一部の男性を除くすべてに恐怖感を抱いてしまう、重症の『男性恐怖症』疾患者。
 幼少期、冒険者の真似事をしようとして奴隷商に捕まってしまい、烙印を押される直前にロイズを含める男性陣に助けらた。
 その事件のせいで男性への恐怖心を極度に抱くようになってしまい、家族やロイズなど一部の男性には触れることが出来ないでいた。
 なので、普段は素っ気ない態度と触れられないように冷たくあしらう行動を取る。

 それを覆してくれたスバルとは、出会った後に意気投合してパン屋の護衛と店員を兼任。
 初期は料理は上手くなかったが、スバルの指導のおかげで彼にとってはなくてはならない存在に。

 護衛の方は、スバルにもうアピールしてくる冒険者達を蹴散らすのにパンの専用ヘラ『スケッパー』を棍棒のように振り回してた。が、例の荒くれ者が捕まってからはご無沙汰。

 好きなパンは、『チョココロネ(名前だけ登場)』。





『ロイズ=マッグワイヤー』(35歳)


 アシュレイン商業ギルドのギルドマスター。

 初対面では見抜けなかったが、スバルを男の娘にした張本人。
 異世界ではルゥ曰く、『ゲイが割とオープン』なので被害に遭わないように逆に女装させた。(同じ理由で、エリーとも同居を命じた)

 困った奴を放っておけない性格だからか面倒見が良い。
 スバルを発見したのは本当に偶然だが、幼馴染みの王様に報せずに自身の技能(スキル)・『鑑定眼』を使用し、彼の適性を見抜いてパン屋復興へ店主に任命。

 現在休職中ではあるが、Aランク冒険者資格の保持者でエリーの恩人。
 鍛錬はギルマスになった現在も欠かさずに行い、腕っ節はスバルに羨ましがられる程。

 家族は離れて暮らす両親以外、妻と双子の子供達。
 幼馴染み同士の恋愛を経て結婚、順調に夫婦愛を育んで数年前に双子を授かった。可愛くて仕方がないが、しつけは基本と叱るところは叱っている。

 好きなパンは、『メンチカツサンド』。




『ラーシャルゥ(ルゥ)』(???歳)


 アシュレイン冒険者ギルドのマスターであり、美貌のハーフエルフ。

 間伸びた口調ではあるが、しっかりしてるとこはしてる。ロイズよりは断然歳上なので、彼を子供のようにからかうのが癖。

 精霊召喚が得意で、用向きに指一つで高位精霊を喚び出しては雑用を頼むが礼をきちんと言うのを約束としている。

 食い意地は張ってて、スバルのロールパンサンドをすぐに気に入り、エリーとの打ち合わせの際にいくつか取り上げて追い出す程。開店以来は、様子見も兼ねて出来るだけ毎日通う常連に。

 ロイズと同じ、『鑑定眼』持ち。他特性は現在不明。

 好きなパンは、『チョコチップメロンパン』。




『イレイン=シャトーレイヴン』(28歳)


 アシュレイン衛兵隊の若き隊長。
 通称『輝きの衛兵隊長』。

 物腰柔らかく、女性には特に気を配っている金髪イケメン。
 だが、表向きとは違い、スバルが現れてからは彼を『女性』と思い込み、陰日向から見守る?親衛隊No.3。スバルを敬愛し、スバルの生み出すパン達をこよなく愛す『ど変態』。

 巡回とお使いと称して、毎日にように『餡クリームクロワッサン』を買いに来る常連の一人でもある。

 仕事はきちんとこなすし、身のこなしもなかなか(隠密(アサシン)ではないのにかなり高くまで跳躍出来る→本編34話をご覧ください))

 好きなパンは、『餡クリームクロワッサン』。




『ラウル=ロズベルグ』(28歳)


 輝きの衛兵隊に属す隠密(アサシン)
 通常の衛兵隊任務もこなすが基本は情報収集と、ゴロツキの処理が多い。
 イレインとは幼馴染みで同期。

 イレインに誘われるままに親衛隊に属したが、いつのまにか彼を上回るNo.2に。
 隠密(アサシン)と業務上あまり表に出れないため、イレインに毎回パンを買って来てもらう。(その代わり、業務外なのにスバル達を陰日向から見守る→なのに、未だ女性と思い込んでる)

 根は真面目でイレインよりも正義感が強い。
 仕事は仕事……だが、スバルの周囲を警護するのも(自主規制)。
 武器は、暗殺武器などが主だが近接武器も使用可能。

 好きなパンは、『餡クリームクロワッサン』。




『エリオ=ラディアン』(26歳)


 冒険者ギルド所属のランクA隠密(アサシン)の一人。トレードマーク?はネクターと対象的に長髪。

 ロイズやルゥに頼まれて、スバルの護衛任務を担当している隠密(アサシン)
 幼馴染みのネクターとパーティーを組み、依頼(クエスト)をこなしてる日々だったが、ロイズとルゥに腕を買われて引き受ける。(理由は現在も謎)

 スバルの素性の全てを知りつつも、彼とは直接顔を合わせていない一人。
 根は真面目で、しっかりもののお兄さん。
 兄弟はいないが、ネクターが弟のようなので世話には手慣れている。

 好きなパンは、『ロールパンサンド(ソーセージとコールスロー)』。




『ネクター=インスレイク』(27歳)


 冒険者ギルド所属のランクA隠密(アサシン)の一人。トレードマーク?はエリオと対象的に短髪。

 ロイズやルゥに頼まれて、スバルの護衛任務を担当している隠密(アサシン)
 幼馴染みのエリオとパーティーを組み、依頼(クエスト)をこなしてる日々だったが、ロイズとルゥに腕を買われて引き受ける。(理由は現在も謎)

 スバルの素性の全てを知りつつも、彼とは直接顔を合わせていない一人。
 性格はチャラくて、口調は軽い。
 実の兄が一人いるが、親衛隊隊長と知りショックを受けてる。(本編28話参照)

 好きなパンは、『ベーコンエッグサンド(未登場)』。

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