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十八話

 私は、決心した。
 今こそ本気で、語学を学ぶべきだと思う……っ!!
 聞いていればその内わかるようになる、というのは嘘! この際不信に思われても仕方なし!
 そんな事を十歳児の同級生が本日の授業を絵本にしたものを当番制で徹夜して書いてくる際に決意した!
 いや、実はポイントで買えるんだけどな。
 ポイントもったいないし、今も大体は理解できるわけだし……。
 そんな事を考えながら、ポイント一覧を見る。
 そこには、言語系統の物がずらっと並んでいた。
 ……うむ、どれが母国語なのかさっぱりわからん……。
 これか!?
 ――10ポイントを消費して、ウルムシュ語を習得します。
 おお、頭の中に語学の知識が……!
 うむ! 外れ! 
 いっそ全部の言葉をポイントで取るか?
 むぅ……いくらポイントがあっても足りないな。諦めよう。
 やはり真面目が一番だ。
 私は、白紙の大きな本を用意した。
 自作の辞書の作成である。
 変に思われるかもしれないが、そこら辺はもう仕方ない。
 そういうわけで、私は寝る間も惜しんで辞書を作成した!

『だから、竜虎呼兄上。ここは違うって。「うまうま」は、うまうまだと思うの』

 私の辞書を赤字で訂正する少年。ちなみに、このクラスでは全員兄上呼びして懐いてくれている。

『ねえ、白仙子、内緒だよ。僕ね……』

『私の好きな人は……』

 内緒話を日本語で行う少年少女たち。
 私は、正直、異世界語だから、赤子の時から習ったのでないから仕方ないと信じてきた!
 だがしかし、今、そこはかとなく疑問を感じる!
 そして、雷の能力者は脳筋が多いはずだが、雷竜扇は凄いと言う事も聞いた。
 私って…………













神官系能力者は頭がいいというが、きっと彼らが良すぎるのだ。そうに違いない!
 ちなみに雨流夢酒語(ウルムシュ語)は暗号でした。日常会話で使うことはないそうです……。
 ちなみに、雷竜扇とは最近うまくいっていない気がする。何かギリギリして苛ついているので怖いです。その割にくっついてくるからよくわからん。
 さあ、今日も子供達にVRMMOで得た戦法とコツを教えてやるか。護身術も覚えていた方がいいよね。

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