バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

第十四話『連続イベントの発生』3/3

木葉「おいチビ。お前だ150cm」
恭介「ククク、ほう――ククククク」
あー、これ結構ガチ目で怒ってるヤツだ。こいつ身長ネタタブーなんだよな。

木葉「耳が悪いのねジャパニーズ。あんた何処から入ったのよ。うちの生徒じゃないでしょ」
恭介「俺は列記とした風雪学園の生徒なのだが?」
木葉「ウソつくんじゃないわよ。あんたみたいなチビがいるわけないじゃない」
木葉「ん? それじゃあ迷子かしら。失礼したわね」
恭介「ククク、オウム返ししかできないとはまさに童。ランドセルを脱いで大人の仲間入りを果たした気分というわけか」
木葉「はあ――ッ!?」
あー、甘い! 甘すぎる! オレやモチなら秒で相手の血管切れる煽りができるのに、下手くそ共! もどかしい!

正明(まず相手の容姿を咎めろ! チビ以外にもお前らは欠点しかない。むしろ欠陥を固めてミンチで融合させた欠陥品のハンバーグだろうが!)
正明(スケスケジャパニーズ言われてるんだから小便髪の便器だろつってぶっかけろ! 木葉は気持ち悪い中二病を徹底的にいじりまくれ! あああ、もどかしい!)
結衣「うわあ、すごいクズ」


木葉「おい――」
一瞬自分の事かと思いビクンと恐怖を示す結衣だがそうではない。
木葉の合図とともに、音も立てずに黒服達が束になって現れる。
木葉「不法侵入した部外者を痛めつけろ」
黒服「YES BOSS」
黒服「YES BOSS」
高橋「えー」
木葉「さあやれ! って今えーって言ったの誰よッ!?」
恭介「ククク、俺はこう見えて――そうだな。この世界で言ういわゆるフェミニストというヤツでな」
巨漢の拳を掻い潜ると綺麗な一本背負いで仕留める。

恭介「貴様のような下賤な幼女を相手にしなくて良いのは、助かる」
木葉「殺せ!!!」
殺せ言うたぞこいつ。

しかしもう一人も一瞬でやられ、すぐに高橋さん一人になった。
そうなればすぐに高橋さんも――と思った矢先恭介は大きく距離を取った。
恭介「……」
高橋「んー」
コリコリと高橋さんは自分の肘を掻いた。

高橋「お嬢様。こういうイジメってもうやらないんじゃなかったっけ?」
高橋「マーサーと……なんだっけ。約束。言ってたじゃないですか」
高橋「竹安正久と約束したと記憶しています」
木葉「誰よッ!?」
悔しいがオレはツッコミという分野においても風雪木葉に敵わない。
くそ、特に面白い事は言っていない。キレ。瞬発力か。

木葉「あんた今使用人の分際でこの風雪木葉に意見したわね」
木葉「減給」
高橋「こいつを殺します」
うわあお。社会の犬。

高橋「あ、マーサーさっきからそこで見てますよ」
木葉「は?」
恭介「……む?」
正明「……」
あいつらの死角にいるオレは自分から出ていかない限りオレの存在に気づかない。そしてオレは自分から出ていく事はまずない。

籠城戦の始まりである。

??「きゃあああああああ!!! 麻薬密売人の竹原正明よ!!! 誰か塩!!! 塩かけて塩!!!」
正明「ぐあああああ!? 何しやがる!?」
このオレにいきなり塩をぶちまけたクソ野郎の顔を覗くと……。

望代「よお」
正明「……」

【連続イベント発生!】
イベントコンボ3! ――ミラーホープちゃん見参!

あー、そのイベントだけはマジでお呼びじゃねーんだわ。
木葉「正明。居るのね」
高橋「ね。確かお互い弱い者イジメしないって話しだったじゃないすか。穏便に行きましょ。穏便に」
正明「死ねクソメンヘラ!」
望代「ぎゃああああああああああああ! 膝がああああああああ!」
木葉「こいつ死ねって言ったわよ!?」
正明「木葉は殺すつったけどな!」

望代「ぐぐぐうううぅう、膝、膝がああ……クソ、クソ人間め……」
恭介「錬金術師か――この場所に足を運ぶのは珍し……ッ!?」
結衣「あ、あの、こ、こんにちは……」
恭介「……」
木葉「正明!!! あんたこのチビと知り合いなの!?」
あー、ヤベ。収集つかなくなってきた。
正明「あー……」
迷ったら突っ込め!

正明「なあ。今度四人で遊園地行かね?」
木葉「ハハッ!」(裏声ミッキーの真似)
正明「ダメ!!!!!! D社にだけは喧嘩売るな!!!!」
恭介「くだらん。時間の無駄だ」
まースケスケならそう言うわな。
結衣「はい。私も忙しいからイヤです。そもそも遊園地なんて発想がダサいですよ竹原先輩。普通良い歳して行かないですよね」
え、殺していいのこの女?

木葉「――待ちなさい」
木葉「……」
木葉「あたしは別に行かないなんて言ってないわよ」
はあ。

恭介「よかったな。金髪の女の子とデートができるぞ」
恭介「異国の童も覚えて置くと良い。日本語では子守と呼ぶ。」
木葉「……ッ!」
高橋(ダメです。ダメですお嬢様。お願いです。学園内で銃はまずいです)
木葉「離せ……離せえええええええええええ!!!」
え、今十……銃? 獣?
高橋(マーサー!)
正明「……ッ!」
アイコンタクトを受け取る。
貸しイチだぞおっさん!
遊園地をの誘いだ。問題は誘い方。

●【選択肢035:デートの誘い方】
A.デートとして誘う。
B.煽って誘う

●A.デートとして誘う。
正明「木葉ちゃんとデートに行きたいんだ」
木葉「ダウト!!!」
素晴らしいキレだ。うっとりする。でもちょっとぐらい思考してほしいなあ。

●B.煽って誘う
正明「いいじゃん木葉。一緒にジェットコースター乗ろうぜ」
正明「って身長制限やないかーい!」
木葉「あたし160あるわよ!」
正明「わははははは! おーい、誰かメジャー持ってこい」
木葉「ぐ……卑怯よ正明」
それ卑怯って望代理論だからな。
木葉「ふん。それにあたしは別に160が何か言ってないわよ」
正明「じゃあなにが160なんだよ」
木葉「……」
木葉「バスト」
正明「世紀末覇者じゃねーか!」


木葉「あああああああああああわかった! わかったわよ! ムカつくわね!」
木葉「それじゃあ今週! 正明が遊園地に連れてってくれる事でこいつの命は助けてあげるわ」
木葉「あんたちゃんとエスコートしなさいよ」
……ん?
もしかして、オレ貧乏くじ引いただけなんじゃね?

正明「……まあ。奢りっつーなら別にいっか」
木葉「は? エスコートするんだからあんたが出しなさいよ」
正明「は? 無理」
木葉「……」
木葉「ねえ。日本ってその辺の文化どうなの? あんたもあたしと遊園地行くなら資産全部投げ売ってでも喜んで着いてくるわよね?」
高橋「いえ、無理っす」
木葉「……」
木葉「ふふん。JAPね」
正明「で、木葉の国籍は?」
木葉「日本国民よ」
もういいよこいつ面倒くせえ。

望代「膝があああああああああああああああ!!!!」

しおり