第十四話『連続イベントの発生』2/3
スケスケは別棟だから……あー、クラスどこだっけ。
結衣「か、帰りましょうよ。先輩達のクラスですよ。気まずいよぉ……」
女生徒「莉子!!!」
賑やかな昼休みに場違いな、甲高い声が響いた。
たまたま通りかかったその時女生徒が階段の最上位からバランスを崩す。
スローモーションのようなその一幕は、一気に――!
??「――ふっ!」
その時、一迅の風が巻き起こる。
その風はまさに今、階段から落ちようとする女子生徒の方へ向かい、その女生徒をキャッチした後、結局二人は一緒に落ちた。
女生徒を抱えたまま。
★【イベントCG】
女生徒「あ……え……」
恭介「――阿呆が」
それはオレのよく知る治らない病気を患ったスケスケ。
宙に舞うプリントが、二人だけの世界を演出する。
恭介「足元がお留守だぞ。全く。なんの為の手すりがあるのか。思考を怠ったか?」
恭介「己の二本の足で立つと良い。自分でやりきる事こそ価値がある」
女生徒「……」
女生徒「あ、ありがとう……ございます……」
カッコつけて目を瞑り語るスケスケ。それを鵜呑みにしてメスの顔をする女生徒。
正明「……」
キメェ……!
結衣「かっこいい……」
え、何が? かっこいい要素どこよ?
つーかこいつ、いつもこんな事してんのかよ。
いや、たまたまかもしれねーけど。ほっときゃいいだろ他人なんて。
正明「おいスケス――」
??「おい――」
同時にハモった声は甲高い少女。
周囲の女子生徒が散らばったプリントを拾おうと手を伸ばしたその先を踏みつける確固たる悪意。
そんな空気を読まないどころか意図的にぶち壊す主は誰もが視線が奪われる金髪の少女。
木葉「あたしの前に立つなんて死にたいの?」
【連続イベント発生!】
イベントコンボ2! ――クソガキ、風雪木葉見参!
恭介「これはまた可愛らしい少女だ。迷子かな」
木葉「はあ――?」
結衣「いややややややや、ヤバいです。ヤバいのが来ました。もう終わりです。この世の終わりです」
正明「……」
ちょっと面白そうなので結衣を引っ張って姿を隠す。


