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第三話『VSミラーホープ』2/3

◆【繁華街】
望代「どうせこの時間なら雀荘か裏カジノだろ。なにがデートだよバーカ」
望代「お。クソ原、焼き肉あるし! モチあれから何も食べてないし」
正明「お婆ちゃん。三日前に食べたでしょ」
望代「三食出せよ!」

正論だと思うじゃん?
なんでオレが出すんだって話で食いてえなら自分で食えって話しなのよ。


しっかし、そういやモチと街歩くのも久しぶりだな。

暖冬は一瞬で吹き飛び、貧困故に十分なカロリーを接種できない二人は数字以上の寒さを感じながら夜を歩く。

正明(こいつ本当に常識ねえカス女だから、トラブルばっかりで……あー、もう! いつの時代も常識人側が苦労するのよ、これ)
望代「おい見ろよあの女」
望代「肩出しすれば男釣れると思ってるしウケる。つーか寒そうなブス。サムブス!」
望代「心が痛い……わかるかぎょう虫?」
望代「ああいうブスが露出して男を引こうと頑張ってるのみると美少女のモチは申し訳ない気分になるし」
望代「モチって可愛いし。何もしなくてもジャニーズと石油王が寄ってきて申し訳ないし」
正明「お婆ちゃん。歩きながら夢見ないでねー」

たまにさ、竹原と鏡はヤバいヤツとか言われるけど、オレこいつに比べたら絶対常識人だって胸張れるんだよね。

望代「おーいブスー! 寒くねーかー?」

ほーーーーら始まった。見ず知らずの他人にいきなりブス呼びするやべーヤツよ。

ギャル「雰囲気イケメン連れてるからって調子乗るなよ。ダッサ」
望代「ぐ……!」

正明「はああああああ!? なんつったこのクソビッチ!」
正明「てめえも、ぐ……、とか負け認めますなのなんなの!? ちげーだろ!!! いつもの毒舌で反論しろよボケ!!! 何認めてんのよ!?」

オレを煽ったクソブスを視界に捉えると、思わず吹き出した。

正明「あー、つーか何このブス。思いっきり髪の毛傷んでる金髪でキティちゃんスリッパ? キラキラネイルで? あーよくいるよね。ドンキーホーテに大量生産されてるよなお前ら」
正明「つーか見た感じのド底辺じゃん。金髪の底辺なんかよりオレの方が英語できるぜ? OH I'm Sorry!」
望代(こいつって本当に常識ないよな……)

ギャル「……」
正明「っは! だんまりかよ! おい雰囲気ブス。あ、お前よく見たらパースおかしくね? 頭でけえしナニえもん?」
屈強な男「……」
気持ちよく煽っていると奥に居た男がズンズンと向かってきた。

正明「……」
強そう……Jesus……

望代「ギャハハハハ、見ろよあの肥えた豚男。ヤリ目的なら誰でもいいにしろ、ちょっとは選べよ。あんなブス1時間4,500円のハズレ風俗にいるんだろ?」
正明「鏡さん、あの、挑発行為は……」
望代「おう来いよ童貞。モチの彼氏ボクシング100段だし」

こいつのタチ悪いところとして、オレがボコボコにされて二度美味しいと考えている性根の悪さ、つーかもう腐っているところだ。

正明「……」
仕方ない。予定を変えてモチにローキックで動けなくして一人で逃げるか……。


そんな事を考えていると偶然見知った顔が――。


近藤「おっぱーーーーーーい!」
正明「……」
望代「……」
お前かあ……。

近藤「そこのかっこいいお兄さん方! とめどなく放出される無限おっぱい地獄天国、さあさあさあさあ本日より特別イベントが開催されてまっするー!」
近藤「お兄さんもどうですか? 今日のおっぱいはいつもと……ぐはぁ!? な、なにするんだ!」

正明「よし。近藤を生贄に捧げエスケープ」
望代「はあ!? 引っ張るなよクソ原。近藤殴らせろし」

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