第十二話『杳杳(ようよう)たる至近距離』5/5
◆【自宅】
正明「ただいま」
望代「すー。すー」
家に帰るともう当たり前のようにベッドを占拠している。
オレも最近違和感を持たなくなったのはヤバイが、家が散らかるスピードが凄まじいしどうにかしないといけない。
つーかいつまでここにいるんだよ……。
正明「……」
あと一応オレも男だし? まあ色々溜まるわけよ。
でもこいつとは一応もう終わったわけで、なんか気軽にセックスとかしたくねーじゃん?
うっわ、オレ超真面目、うっそ正明君ってこんな硬派なワイルドボーイだったんだ。
望代「すー、すー」
気持ちよさそうに寝息を立てるモチ。
正明「……」
多分、オレが宿代として抱かせろと言えばこいつは許可するだろう。
それほどセックスに嫌悪感ないし、何よりオレが乗り気じゃないからこそ、今は昔よりも積極的になるかもしれない。
しかし堅物で有名な硬派型清純派主人公である竹原正明には道徳が備わっている。
よって手は出さない。
出さないが……。
正明「……」
●【選択肢003:男正明。レイプはしない!】
A.寝顔に顔射する
B.やめておく
~~投稿サイトはAの選択肢は無し~~
●B.やめておく
あー、つっても都合の良いセフレとかいねーしな。
自分で処理するのは別にいんだけど、こいつに気を使ってトイレとか風呂場でってのがイヤなんだよなあ……。
チッ。都合の良い女作らねーとダメか。
一人暮らしの女でも探さねーとな。


