第十一話『青春! スクールライフ!』2/5
生徒会「はあ、はあ、はあ……」
男子生徒「あの……すみませんでした。生徒会の人も大変なんて知らずに、その……」
生徒会「いえ、私こそ……力不足で申し訳ない……」
だが今日に限れば、問題児二名プラスワンは既に通過。
予鈴まではしばらく時間があるためようやく生徒会らしい活動ができる。気を引き締めねば。
男子生徒「これ……差し入れです。頑張ってください」
今の惨劇を見ていた生徒がスポーツドリンクを差し出すが、それは申し訳ないのでお返しする。
自分には自分の使命があるのだから。
生徒会「よし……!」
問題児は全て通過した。
気を取り直して頑張ろう。
生徒会「む…ちょっとそこのアナタ。なんですかこれは」
女子生徒「リップクリーム……です。唇乾燥しやすくて」
生徒会「これ口紅じゃないです。どうしてウソをつくんですか?」
女子生徒「……」
生徒会「こちらは没収させて頂きます。次」
生徒会「スマートフォンの持ち込みは当学園では制限されています。授業中に着信音が鳴れば即没収です。気をつけてください。はい次」
生徒会「あなた髪染めてますよね? これ地毛なんて言い訳できないですよね」
男子生徒「いや、これ本当に地毛で……!
生徒会「立派な校則違反なのになんで堂々としているんですか。帰って染め直してください。はい次」
生徒会「え、なんですかアナタ。スマホ向けて。まさか動画でも撮って……」
望代「はいどうもー! ミラーホープちゃんでーす!」
男子生徒「あああああああああああああ!」
女子生徒「うわあああああああああ!」
生徒会「ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
――ヤツが、現れた。
望代「本日はですねー。なんとですねー。じゃじゃーん。風雪学園に遊びに来ちゃいましたー!」
生徒会「ひぃ、な、なん、なんで、何故? なんで? 鏡望代は死んだはずじゃ……」
望代はぐるりと周囲を伺う。
女子生徒の数に満足そうにうんうんと頷いた。
望代「ここには沢山の現役JK達が居るんだポン。かわいいニャン。なあ? おひねり出せるだろこどおじ」
男子生徒「逃げろ……逃げろおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!」
女子生徒「きゃああああああああああああああ!!!」


