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第九話『問題発覚後に人間力が試される』2/2

状況整理をする。
満喫でカップルシートを取った男女の友達。

男がシャワーを浴びて戻ってきたが、相方はエロビに夢中。

正明「……」

そういや、おっさん共がエロビエロビって言ってるけど、ビ?
ビってなんだ?
(※エロ+ビデオです)

まあいいや、とにかく――。

四光院斬が、AVに釘付け。
後頭部しか見えない後ろからでも湯気が出そうなほど真っ赤になっているのが伝わる。

正明「……」
どうしよう。マジでどうしよう。

ジャン以外の女ならある程度想像がつく。


憂『見て見て正明くん。ちんちんがいっぱいでタコさんみたい~」
望代『コンナノハジメテー。くふッ! くふふ! この監督バカだし! わははは! こいつ「出る!」って言うの「ヘブン」って言ってるし! ヘブン!ヘブン!』
レイナ『この女の子全然濡れてないですよ。もうすっごい乾いててスーパードラーィ!』
千尋『AV男優のターンで~す!』
木葉『バーニラ、バニラバーニラ』

クソみたいな妄想はやめよう。
つーかオレの周りの女ってろくなヤツいねーな(あくまで個人の感想です)

斬「……」
そう考えるとこんなAVで赤面しているジャンはどれだけウブなんだよ。今の時代ネットで無修正簡単に見られるだろが。

正明「……」
……この後の展開が全く想像つかねえ。


突然木刀持って暴れたり、何事もなかったように装ったり、案外普通に会話しながら「すごいね」とか言うかもしれねーし。

とか考えているとチャプターが終わったようで挿入画面が暗転する。
斬「……ッ!?」
正明「あ……」
黒くなったモニタの反射で映し出された斬と、意図せず目があった。
ややツリ目の斬の瞳孔が、まんまるに見開く様子を画面越しに確認した。

正明「……」
斬「……」

さて……どうなる?

もう互いに状況を認識している以上、固まる意味もないのでシートに上がる。
ジャンは固まったまま動かない。AVに釘付けでなく、明らかに背中で気配を探る動きがあるがこちらも声はかけられない。
正明「……」
あー……。


●【選択肢031:そういう時のリアクション】
A.エッチないたずらする
B.寝る

●A.エッチないたずらする
マジで?そりゃ確かにムラっときたけど……本当にすんの?
相手ジャンだよ? モチみたいなどうでもいいクソ女じゃないんだぜ?

●【選択肢032:再確認】
A.エッチないたずらする
B.やっぱり寝る

●A.エッチないたずらする

●B.やっぱり寝る
AV画面が別チャプターが始まっても、ジャンは動けない。
そのまま硬直状態が続くなか、ポケットから携帯を取り出す。

パシャ。

斬「……ッ!!!」
これでなんか奢ってくれるだろう。

とりあえずスペースに上がると、奥にあるティッシュを取ってジャンの眼の前に置く。
斬「………………」
忙しいようなので絡むつもりはない。背中を向けて横向きで寝る。
正明「声出すなよ。おやすみ」
斬「………………………」

それから数分後、すすり泣く声が聞こえてきた。

斬「うう、う……違、違うんだ……これは……ヒグ…うぅ……」

うわあ……。
やべえ予想してないガチのリアクションじゃん……。

起きあがり、泣いてるジャンを抱えて再び横になる。
斬「え……?」
正明「写真は明日消すから。おやすみ。寝ようぜ」
斬「マサぁ……」
やさしく抱きしめると、強く抱き返したまま涙を流し続けていた。

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早朝、帰り際「昨夜の出来事はなかった事にしよう」そう言って渋沢を出してきたので、それを快く受け取った。


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032-Aは全年齢版では表示無し

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