第八話『フードログ★1の当たり』3/3
奢ってもらったので、お冷のおかわりを持ってくる。
その時ハフハフ食べる木葉を見て、ある事に気がついた。
正明「でも初めて会った時に比べて、今の木葉ってさ」
正明「太ったよな」
木葉「なんでそこで区切ったのよッ!? 太ってないわよ!」
木葉「あんたこそ……」
木葉「……あんた減量してるの? 頬がコケてるわよ」
正明「今日で十キロ太ってやるよ」
竹原家は厳しい食糧難に見舞われています。
正明「ねえねえ木葉ちゃん。 木葉ちゃんの体重当てたら食券もう一枚買っていい?」
木葉「……」
こいつの身長はモチと同じぐらいの150cm前後なんで……。
●【選択肢029:木葉ちゃんの体重】
A.65kg
B.40kg
●A.65kg
木葉「……」
それがオレの日本での最後の記憶になった。
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目が覚めると知らないそこは知らない土地だった。
電気や水道などのインフラの整っていない環境。
始めこそは苦悩したものの、すぐに原住民と仲良くなり、魚を取る生活をしばらく続けていると1年後、高橋さんが漂流してきた。
それからまたしばらく月日が流れた。
高橋「うっし。飯だ飯だ。今日は大漁だな」
原住民「高橋すごい!」
正明「冬が近くなってくるな。今のうちにいっぱい太っとかねーと」
原住民「竹原。船がそろそろできる」
正明「マジかよ。すげーじゃん」
原住民「竹原。本当に出ていくの?」
正明「おーう。やっぱ自分の生まれた国が一番だしな」
原住民「高橋も?」
力強くうなずく。
原住民「寂しくなる」
正明「ッハ。バカかよ。だったら、一緒に行こうぜ」
原住民「日本……大国……ボクが?」
高橋「おう。一緒に可愛いお姉ちゃんと美味しいごはん買いに行こうぜ」
原住民「竹原。行かないはないの?」
正明「ねーな」
正明「オレは、オレを煽るやつを許さない――誰であっても、だ!」
原住民2「できた! 船ができた!」
正明「うおおおおおおおおおお! 出港だ!」
高橋「うっしゃあああああ! 目指すはお嬢様お仕置きセックスだぜ!」
走って筏に乗り込む。
正明「つーか高橋さんは何して島流しされたの?」
高橋「仕事サボって仕事人打ってたら(パチンコ)島流し。ひどくね?」
正明「パチンコか……ふ。懐かしいな」
あの頃は毎日を賭場で生きていたが、今は命を賭けて生きている。
高橋「〆る時はなんて言うんだ? 目指すは日本。オレ達の冒険は、まだまだ終わらない――!」
正明「バーカ、くっせーよ」
正明「目指すは――風雪グループの討伐だろうが!!!」
許さねえからな風雪木葉!!!
許さないんだからね風雪木葉!!!
【GAMEOVER】
●B.40kg
木葉「正明。このあたしの卵あげるわ」
チョロすぎだろこいつ。
全部食べきると満足したのが、木葉はぐてんと横になった。
正明「行儀悪ッ」
木葉「ふぁーあ。食べたら眠くなってきたわ」
木葉「布団持ってきなさい」
木葉「zzz……zzz……」
正明「……」
こいつもう暴君通り越して動物だよな。
木葉「zzz……zzz……」
しかしこう、小さい女の子が寝ている姿を見ると……。
正明「……」
正明「ハゲジャグさーん」
正明「油性マジックくれ」
その後酷い拷問を受けた。


