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第八話『フードログ★1の当たり』1/3

◆【学園屋上】
木葉「この街で一番美味しいカレーが食べたいわ」
正明「食えば?」
木葉「持ってきなさい。不味かったらあんた潰すわ」
どこのカレー星人だよ。

こっちは資金繰りに勉強に(ポーカーの)忙しくて子守する暇なんて……ん?
正明「お……それは、奢りか?」
木葉「ねえ。カレーって三千円ぐらいじゃないの? あんたその程度も払えないの?」

三千円のカレーなんて国会議員しか食わねえよ。

正明「ん……木葉って外人だからインバウンド料金でボッタクられてね? 三千円とかしねーだろ」
木葉「あたしは日本人よ」
綺麗な金髪ブロンドに碧色の瞳の日本人は言い放った。
正明「どこ生まれ?」
木葉「ヨーテボリよ」
惜っしー! 道頓堀ならワンちゃんあったんだがな。

木葉「まあなんでもいいわ。とにかくお昼はカレーよ。行くわよ。斬はどこ?」
つーか今学園の昼休みで……まあオレも優等生ぶるつもりなんて一ミリもねーけど、こいつ本当に自由だよな。


正明「ジャンは財布盗んだのバレて職員室で退学届出してる」
木葉「はあ!? 学園辞める!?」
正明「うっそーん」
木葉「……」
正明「ほんとーん」
木葉「どっちよッ!?」
実際はなんかの委員会とかで植物に水やるとかアホな事やってるらしい。

木葉「あんた適当な事ばっか言ってんじゃないわよ。子供か」
正明「ヒヒヒ! ガキが子供って……」
木葉「おい……」
正明「うっそーん」
木葉「さっきから何なのよそれっ!」
木葉「ふん。いいわ。車準備できているわね。案内しなさい」
あ、マジで行くんだ。

◆【学園グラウンド】
金持ちだがお嬢様だが知らねえが、木葉の事だ。
無尽蔵に溢れる金をアピールするためタクシーを用意したのかと思ったが、甘かった。

正明「……」
乗れと言われた車は"長かった"。

車が長いとか意味わかんねーが、長いのだ。
しかし映画で見たリムジンとか、ロールス・ロイスではない。

オシャレ感はあまりなく、代わりに有るのは20cmをゆうに超えるドアの厚さ。
なんとなく、コレがどういう車か理解した。

木葉「何してんのよ。早く乗りなさいよ。あたしはカレー楽しみなのよ。早く行くわよ」
正明「……」
なんでこんな車乗ってるヤツがラーメンだがカレーだが食うんだ?
毎日キャビアとフォアグラとイクラ食べれるんじゃねーのか?

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