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第五話『勉強すべきはポーカーかおっぱいか…!』4/6

◆【繁華街】
近藤「っぱい? ぱぱぱい? ぱぱぱい! おおっぱい? ぱいぱーい!」
近藤「ぱぱぱい! おぱーい! おぱーい!」
正明「あんた今年34歳だろ。何やってんだよ」
近藤「……」

その男、近藤と呼ばれる夜の男は悲しみを含んだ表情を少しだけ覗かせた。
夜の風が彼髪の毛を撫でると、それにつられて虚空を見上げる。

街頭に消された星を探しているのだろうか。
光に溢れた夜を見上げた男はゆっくりと振り返る。

近藤「ぽいぽーい! おっぱぱーい!」
近藤「ぱぱぱい! おぱーい! おぱーい!」
正明「……」
何も言わずタバコを取り出して火をつけた。


正明「あ? ほらどうした。続けろよ」
近藤「ぱいぱい……」
近藤「あー、わかったよ。日本語で話してやるよ……ったく、しょうがねえなあ最近のガキは」
正明「あんた今年34歳だろ。子供二人いるんだろ。何やってんだよ」
近藤「ぱいぽーい?」
これズルいだろ。

近藤「ってそんな事してる場合じゃねーだろ。バカかお前!」
いや、34歳さん? アナタこそ今何してはりますんですか???

近藤「不良学園生がチンピラ相手に追い剥ぎしたってマジんがー?」
正明「はあ?」
近藤「こいつこいつ。写真見ろよ」
携帯から映し出された画面。そこには、ボコボコにされた男性が写っていた。

あー、はいはい。こいつか。

正明「ああ。半殺しにして財布奪った」
近藤「うひょー。悪だねー!」
近藤「そこまでしてお金が……わかってる。みなまで言うな。おっぱいだろ」
正明「この前行ったろ。ま、こっちにも色々あるんだよ」

言うまでもないが、ALLINで中学生と一緒にボコボコにされて財布奪われたヤツだ。
もちろん当日にジャンを連れて仕返しに行ったのでその逆恨みを警戒しろということだろう。

近藤「ふ。オレに触れる者は、全てっぱい……的な?」
正明「全てどうするんだよ。ちゃんと最後まで言えよ」
近藤「まーこいつはほっといてもナイフで刺される程度だろ。まーいいけど」
いいのかよ。まあ当事者のオレも別にいーけどさ。

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