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第七話『このハゲエエエエエエエエエエ』2/3

◆【学園下駄箱】
ふぁーあ。よく寝た。
あー、もう昼か。
斬「マサ。マサ」
正明「あー、はいはい。起きてるよ」
……飯いかねーと。うう。頭が働かねえ。空腹が限界突破して空腹を感じなくなっている。経験上これまあまあヤベーヤツだ。

斬「マサ。ちょっとお願いがあるんだけど……」
正明「……」
チッ……はあ。寝起き一発目にこれかよ。

がさごそと机の中を探ると前回作った紙を見つけた。
正明「前も言ったが、特別だからな」
斬「え!? ほ、本当に!?」

チッ……まあ、持ちつ持たれつか。
オレもなんだかんだ優しいよな。

正明「年利10%で直筆サインと保険証のコピー。これで30万までなら……」
斬「違う!」
正明「はあ!? 30万で足りねえのかよ!?」
斬「マサ。お金の話はしていない」
正明「あのなあ! 年利10%を高いと思ってるかもしれねーけどリボ払いなんか18%もあるしな、そもそも借りる立場の分際で……」
斬「マサ! 話を聞こう!」
なんだこいつしつこいなあ。

しつこい……?
正明「……」
あー、はいはいはい。手紙ね。
正明「LoveLetter?」
コクコクと頷く。ネイティブイントネーションが伝わったらしい。

つーか今更だけどラブレターって死語じゃねーの?
斬「マサ。お昼ごはん。マサの好きなクリームパンと三色弁当買ってきたよ」
正明「おー。ありがと。ジャン愛している!」
斬「いえいえ」
正明「美味しく頂くな」
斬「うん」
さてと。

正明「人の鞄とか財布を取り出した時点で泥棒だよな?」
お目当ての手紙をこれ見よがしに、鞄の中に入れる。
斬「あ……」
正明「弁当ありがとな。先に屋上行ってくるわ」
斬「……」

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