第三話『エッチなエッチなHカップ』1/2
◆【繁華街】
正明「おっぱいって本当にいいよなー。男のロマンはまさにおっぱいだよな。8,000円とか超安い。毎日通うか迷うわ~」
正明「でさ。そのための軍資金稼ぎたいんだけどちょっと質問いいかな?」
近藤「ぜってーおっぱいしないだろ。いいよ。言ってみろ」
正明「WENS CASINOについて聞きたい」
近藤「ノーコメント」
近藤「でも?」
近藤「おっぱいに8,000円払うとぉぉぉぉぉぉぅぅぅぅ?」
高えよバカ。
正明「テキサスホールデムポーカーって置いているのか?」
近藤「やーめとけ。友達でも居たか? 敵討ちなんてどうせ無理だって」
友達? 敵討ち?
近藤「探り入れなくてもいーって。ラシェルだろ。あれは今うちでどうにかするから大丈夫だって」
正明「……」
またラシェル・オンドリィか……。
近藤「うちのNO1の美香ちゃんいるだろ? あいつの彼氏が大のギャンブル中毒者でよ」
いや美香ちゃんとか知らねーけど。
近藤「そんであれよあれよと今じゃ300万借金してどっか飛んだんだって。あー、おっかない。美香ちゃん大泣きだったよ。オレが宥めて(なだめて)やったんだよ?」
正明「その相手がラシェル・オンドリィか」
近藤「そうそ。オレはよくわかんねーけど、勝てるヤツはずっと勝てるゲームみたいでさ。そろそろ締め出そうってタイミングでマージン払ってきたから扱い考えてるみたいなんだよ」
なるほど……ただのポーカー凄腕の外人じゃなくて、"色々"わかっている、ってヤツか。
『へっへ、ありがとうございます! やっぱ正明君はちげーよ! 本当にすげーよ! 助かった!』
そうなるとあの飼われたガキも間違いなくラシェル本人かその関係者の可能性がますます上がるな。
近藤「で! いいか、ここから言うことはマジで聞いとけよ。超凄い裏情報だ」
近藤「明日な、その美香ちゃんが空いているんだおっぱい」
正明「ええええええっ!? マジでっ!? 美香ちゃんのおっぱい揉めちゃうの!?」
正明「でもでもオレ金ないからWENS CASINOの通行許可とってくれない? 勝ったら近藤さんにも良い思いさせてやるから。あれ奢るよ。ヤ●ルト」
近藤「そこはウソでも店に来るって言おうぜ……」
正明「ビフィズス菌とかマジですげーんだって。オレは夜の仕事している近藤さんが早死にしないか身体が心配なんだよ」
近藤「それなら20万ぐらいのマッサージチェア買ってくれよ」
正明「死ねよカス」
近藤「死んだらおっぱい揉めねーの!」
正明「もういいや。お前情報無さそうだし。サボってねーで営業行け」
予めポケットに入れてあった3,000円を握らせる。
近藤「不良学園生も硬派気取っておっぱい揉まないなんて、人生損してんぞ」
思うんだけどこういうキャッチも客に揉ませてるだけで本人は揉んでないよな。
近藤「チェリーボーイのフリしてるけどよ、お前だって望代ちゃんと付き合ってる頃は毎日小ぶりなおっぱいを……」
正明「わああああああああああ!!! はいはいはいはい!!! それやめ!!! 黒歴史ほじくるな!!!」
近藤「望代ちゃんおっぱいないだろ。お前、もしかしてHカップの凄さ、知らないんじゃないか?」
近藤「明日またここに来てください。本物のおっぱいをご馳走しますよ」
近藤「それはズバリぃぃぃぃぃ美香ちゃあああああああん!!! 特別指名料3,000円なんですが、これは前金として受け取らせて頂きましたああああああ!」
二度と来ねえよこんな店。
近藤「エッチなエッチなHカップでござるでおっぱいよ?」
こいつ携帯から名前消しとくか。