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家庭菜園

家庭菜園になんか興味はなかった。が、夫を埋めた跡を誤魔化すために、私は庭に花壇を作ったのだが、初めてみると面白くて、のめり込んでしまい。そして、夫を埋めた辺りと埋まっていないところでは花の育ちが違うことに気づいた。夫が埋まっているあたりの方が花が奇麗に咲くのだ。それに気が付いた私は、行方不明の夫のことをうるさく聞く彼のご両親を埋めてみた。すると、やっぱり、死体の埋まっているところの方が花が奇麗に花ひらくのだ。
奇麗に花を咲かせることにのめり込んだ私は、それから、せっせと肥料となる遺体を埋めた。

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