うちにわるいひとがいます
母親がスマフォを使っているのを見て覚え、必死になって警察にかけたのだが。
「うちにわるいひとがいます」という声はあまりに幼すぎて、いたずら電話と疑われ、真面目に対応してもらえず、しかも、住所と名前を聞かれたとき、彼は幼すぎて、うまく自分の家の住所や名前を言えず、いたずらと完全に思われてしまって、せっかくの通報も切られてしまった。
後日、娘と連絡がつかなくなった義両親たちにより、夫によって、妻と幼い子供が殺された事件が発覚するのだが、責任逃れのため警察は、その幼い子供が必死になって警察に通報した事実を隠ぺいした。だが、その幼い子供の通報を直接受けたオペレイターが、罪悪感でマスコミに告白し、その件は公になったが、幼い子供が救われなかった事実は変わらない。