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第3話 俺が保護した少女は証拠なき殺人犯

俺の名前は 宇田 智也40歳。
俺は家族と離れてアパートで1人暮らし。
俺は株式会社 麗花で下っ端社員として働いてたがある日1人の少女に出会ったことで人生が大きく変わる。少女の名前は 大成 巴瑞季14歳。
彼女は通勤の時必ず出会う。
俺は電車に乗って通勤してるが乗車する駅も下車する駅も一緒。
大成 巴瑞季は見た目はとても清楚な感じ。
後でわかったことだが彼女は養護施設で生活してるらしい。

巴瑞季「お じ さん。」

俺「なんだい。」

巴瑞季「初めまして、私は大成 巴瑞季だよ。よろしくね。」

俺「巴瑞季さんだね。こちらこそよろしく。」

なんとなく人懐っこそうな少女。
彼女の家族が気になる。
俺には教員である友人がいる。
岸 直道40歳。
彼によると巴瑞季は両親を10歳の時に事故で亡くしたとのこと。
俺の仕事ぶりは低評価。
何時解雇されてもおかしくなかった。
しかし巴瑞季と話し合った翌日から何故か出世した俺。
俺の出世具合を見た上司は言葉を失う。
市野原 壮真課長50歳は俺を見直したようだ。

市野原「宇田君私が求めたのはこの文章だ。社長からも高く評価されてるぞ。」

俺「ありがとうございます。」

市野原「この調子で頑張ってくれ。」

俺は今まで以上に気を引き締めて仕事した。
仕事帰りの時

巴瑞季「おじさん、お疲れさん。」

俺「おう、いつも気を使ってくれてありがとな。」

巴瑞季「まあね。おじさんはアパートで1人暮らししてるの?」

俺「あー、1人暮らしだよ。」

巴瑞季「こんな話したくないけど実は私児童養護施設で生活してるの。」

俺「そうだったのか。家族は?」

巴瑞季「死んだよ。交通事故で。」

俺「え!ということは。」

巴瑞季「私は1人ボッチよ。友達はいるけどね。」

俺「まあ友達がいるだけでもよかったじゃないか。」

巴瑞季「そう思うおじさん。」


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