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優しい一時

カウカウさんは言う

(じやあねー、サーシャ、僕、そろそろまた見るよー電話切るね)と言った

サーシャは言う

(うん、またねーカウカウさん、いいの買ったら見せてね、またねー)

と言って電話を切った

まゆみは(どうだった)と笑顔で言った

サーシャは笑顔で言う

(うん、そろそろ欲しいパソコン買うって~

いいの買ったら見せてもらうんだ)

と言った

三人は笑いながら歩きだした

えのしまんのさかのうえをあるいているとやがて神社が見えた

三人はよっていくことにした

それぞれおみくじを買う

まゆみとゆうはおみくじが大吉だった

サーシャは中吉だった

三人は参拝するとそれぞれお願い事をした

ゆうは緊張しながら神様に心のなかで願っていた

(神様、どうやら私は隣にいるまゆみさんが本当に好きになってしまいました

もしも願いが叶うなら、まゆみさんといいなかになれますように

お力をお貸しください

えのしまんの神様に最大に感謝

えのしまんの神様が永久に光輝きながら幸せでありますように

ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます、最大に感謝)

と心底祈った

三人が参拝を終えるとなんだかゆうの顔は赤かった

サーシャは言う

(みんな何を祈ったの、ゆうくんはどんなこと祈った)と聞いた

ゆうは(秘密)と言って顔を横に降った

サーシャは(なんだよ、ゆうくん、けちんぼ、でも、僕も秘密だよー)と言う

まゆみは(私は三人が健康で幸せでありますようにって祈ったよ)

と言ってくれた

ゆうとサーシャは同時に(ありがとうまゆみさん)と言った

まゆみは笑った

三人は歩いていくと下に降りる階段を下がり途中にある飲食店で立ち止まった

まゆみ
(うわーしらすどん、美味しそう、ねえ、ここで食べていかない)

と言う

ゆうは(そうだね、そろそろお腹もすいたし食べようか、サーシャ)

と言った

サーシャは(僕はこの七色どんが言いなー、食べよう、食べよう)と言う

三人はお店にはいるとしらすどんを2つと七色どんを頼んだ

奥の席に三人は座るとえのしまんの美しい海の景色が見えた

吹く風がとても心地よかった


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