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第1話 電車内で出会った少女は敵か味方か

僕の名前は 踝 壮也42歳。
僕は毎日電車に乗って通勤。
株式会社 和でパートナー社員として働く僕は仕事ぶりがいまいちで。

日牧「お前の書類は使えん、やり直せ。」

僕「すみません。」

日牧 直孝課長55歳は僕が作った書類が気に入らないのでいつも投げつけてくる。
4月10日から電車内が学生たちでごった返す。
その中で一際目立つ少女が

夢乃原 七海14歳と大楢 雫14歳。
2人は仲良しでいつも電車内ではしゃいでる。
僕は気になってたけど見てるだけにしよう。

七海「おじさん、今日も仕事?」

僕「そうだよ。」

雫「いつも大変みたいね。」

僕「仕事は大変だよ。」

夢乃原 七海のトレードは赤いリボンとロングストレートヘアー。
大楢 雫のトレードは丸眼鏡とショートヘアー。
この時雫は何を思ったのか。

僕「わあ、いきなり膝の上に座るなよ。」

雫「いいじゃない、私みたいな女の子が膝の上に座って幸せでしょう。」

七海「雫ったら甘えん坊なんだから。」

大楢 雫は僕の心を読んでたのか。
彼女に甘えられてからというのも出世した気が。
翌日、僕の机と椅子がなくなってた。
僕は解雇されたのか!
あれ!日牧課長の姿がどこにも見当たらない!
日牧課長に何が起きたのか。
荒野 清隆部長60歳に呼び出された。

僕「はい、なんでしょう?」

荒野「君に申し訳ないことした。君が今まで作った文章は顧客に好評だったんだ。うぬぬあの男は課長どころかかけらもない男だ全く。」

日牧課長の事だった。
大塚 智明社長70歳も。

大塚「踝君、君が作った文章をあのガラクタのような何が課長だあの男は、が貶してたようだね。あの男の事はもう忘れよう。今日付けでクビにしたから。」

日牧元課長は今日付けで解雇。
日牧元課長は無職に。
僕は今までの努力が報われて課長に昇進。

僕「日牧元課長は野暮だったからな。七海さんと雫さんじゃないか!」

七海「おじさん、課長昇進おめでとう。」

雫「おじさん、日牧元課長が何故クビになったか分かる?」

僕「何でかって、多分。」

七海「おじさんが作った書類捨てられる前に雫が回収してたの。」

僕「え?どうやって?」

雫「私の家業が製紙工場でおじさんが働いてる株式会社 和から大量の廃棄される書類を受け入れてるの。その書類の中にこれおじさんが作った書類?」

僕「ま、間違いなく僕が作った書類だ。」

雫「この書類重要な書類だったよね。日牧さんは株式会社 和を潰すつもりだったのかな?」

日牧「ち、違う、違うんだ。それは。」

僕「ひ、日牧さんなんでこんなところに?」

日牧「俺は和をクビにされてから収入がないから家を借りることができなくなったんだ。」

いわゆるホームレス。
そう今の日牧さんはホームレスに。

七海「この書類を拾ってたまたま通りかかった」

雫「社長さんに見せたの。」

僕「え!ということは。」

日牧「助けてくれ、恩返しは必ずするからさ。」

雫「日牧のおじさん、自業自得でしょう。日牧のおじさんはこんなに大事な書類を捨てさせて会社に損害を与えたのだから。」

日牧「そ、そんなー。」

元課長の日牧さんは七海さんと雫さんに成敗されたようだ。
この後日牧さんがどうなったかは知るよしもない。




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