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勇者爆誕

ピカソ・もるもっとは考えを巡らせるうちに自分が何をしたいのかイメージが固まっていった。

詩人になりたい。絵を描きたい。彫刻をしたい。文章を書きたい。歌いたい。踊りたい。演技をしたい。体を動かしたい。頭を動かしたい。手を動かしたい。足を動かしたい。顔を動かしたい、目を動かしたい。鼻を動かしたい。目を動かしたい。口を動かしたい。舌を動かしたい。唇を動かしたい。あごを動かしたい。髪を動かしたい。耳を動かしたい。鼻を動かしたい。

しかし、吾輩は現在何をしているのか、何を見ているのか、どこにいるのか、何をしようとしているのか、自問自答する。自分が存在する場所や目的についての迷いが頭をよぎる。

吾輩は今、どこにいるのだろうか?この場所は何処だろうか?私は一体何をしているのだろうか?そして、なぜ私はここにいるのだろうか?誰と一緒にいるのだろうか?何をしているのだろうか?いつ、どこで、何を、どのようにしているのだろうか?

また、私はどこに向かっているのか?どこへ行くのか?どれくらいの距離まで進むのか?進むためにはどうすればいいのか?なぜ私はその場所に向かっているのか?私が存在する意味は何なのか?生きるためにはなぜ生きるのか?死ぬためにはなぜ死ぬのか?その目的は何なのだろうか?なぜ私は生まれてきたのだろうか?

私は自分が一体何者なのかを考える。

そうだ。私は求道者だ。知の探究者だ。冒険家だ。
冒険家、己をかえりみず危険に挑む者。

そうだ。ピカソ・もるもっとは勇者だ。

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