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356章 食べ過ぎた

「メガ盛りラーメンです」

 目の前に現れた瞬間、言葉を失うこととなった。

「メガ盛りラーメンは、巨大サイズを30等分にしたものですか?」

「はい、そうです」

 巨大などんぶりを想定していたので、通常サイズにはびっくりした。

「巨大どんぶりにしたことで、事故を起こしてしまったんです。それ以降については、通常サイズで提供することになりました」

 30人前のラーメンを入れるどんぶり。下手な食べ方をすれば、危険は避けるのは難しくなる。

「ミサキさん、どうぞお召し上がりください」

 小分けされたラーメンを、次々と食べ進めていく。小さいサイズとあって、とっても食べやすかった。

「さすがの食べっぷりですね。大食い少女といわれているだけのことはあります」

 20人分のラーメンを食べ終えたくらいで、強烈な腹痛に見舞われることとなった。おなかに詰め込みすぎたことで、限界突破してしまったようだ。

「おなか、いたいです。トイレを貸してください」

「トイレを使用した場合、2000ペソをいただきます。それでもよろしいでしょうか」

「はい。お金を払うので、トイレを課してください」

「トイレはこちらになります」

 おなかを押さえながら、トイレに向かった。

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