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モテない連中の嫉妬

モテない不良たちの嫉妬


いさむが廊下を歩いて男子トイレに入ると不良たちも後から入った

いさむが用をたっしていると不良たちがいさむの所に来て言う


不良a

(おーい、いさむ、今日も幸せそうに話してたな、みれいちゃんとさ)

いさむは心臓がドキドキしながら答えた

(えっ、何、いきなり)

不良たちは嫌な笑いを浮かべながらいさむの肩をつかんで揺らす

いさむ

(ちょ、ちょっとやめてよ)

不良たちはいさむを取り囲んで言う

(お前さー、もしかして、みれいちゃんと付き合ってんの)

いさむは恐怖感を感じながら答える

(つ、付き合うって、そんな仲じゃあないよ)

不良bはいさむの顔を覗きながら言った

(ふーん、そうなんだ、しかしさ、お前、すごく仲良さそうじやん、目に毒 だぜ、そういうの)

いさむはなんと答えたらよいかわからずに黙りこんでしまった

いさむが黙りこんでしまうと不良cはいきなりいさむの足に蹴りを入れる

いさむ

(わっ、何、痛いよ)

不良dは静かに怒りながら言った

(お前さ、本当にみれいちゃんと付き合ってないのかよ)

いさむ

(っ、付き合ってなんかないよ、本当だよ)

不良aはいさむの頭を撫でながら言った

(じゃあさ、お前はみれいちゃんの事を好きなのかよ)

いさむは動揺しながら言う

(えっ、そっ、それは)

不良bはいさむが動揺しているのを楽しみながら言った

(でもよーいさむちゃん、みれいちゃんはさ、すごく可愛いし、なんか俺が他の女子に

たまたま聞いたらさ、お前じゃなくて他に好きな人が最近いるらしいよ)

いさむはその言葉に絶望感を感じながら言う

(えっ、そうなの)

不良bは笑いながら言った

(そーなんだよ、いさむちゃん、なんかさ、聞いた話によるとさ、もう、そいつと密かに付き合っているらしいよ、それでさ、この間、

クラスのヤツがさ、たまたま、ソイツとみれいちゃんが歩いている

ところを目撃して面白そうだから気づかれないように後を着けたら

なんとラブホテルに言ったんだってよ、スゲーよな、まだ、俺たち

中学生なんだぜ)

いさむは泣きそうな顔をした

不良cは言う

(あーでもよ、最近のヤツらはそういうことをするのに抵抗ないらし

いぜ、ほら、よくテレビでもニュースになることがあるじゃん、た

まにだけどな)

不良グループたちは笑いながらようをたっした

そして時間も来ていたので教室に戻っていった

いさむは立ち尽くしながら信じられな思いにかられ、少し泣いてしまった

それから腕で涙を吹いてから教室に戻った

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