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『強さを見つける』

「うん!めっちゃ美味しいよ!」と元気に答えると、彼女の顔に笑顔が浮かび、嬉しくなった。しかし、次の瞬間、彼女がとんでもないことを言い出した。

唖然として彼女を見つめるしかなかった。彼女が話を進めていく間、断ろうと思っていたが、彼女は言った。「まだ残っているんで、もっと食べますか?」太ると思いながらも、彼女が近づいてくるのを見て、断ることを諦めた。

「どうですか?私の手作りの味は?」と彼女が聞くと、素直に「美味しいです」と答えた。彼女は満足そうに微笑んでいたが、その顔を見た瞬間、可愛いなと思った。

すると、彼女が唇を触れさせるのではなく、舌を絡めるディープキスをしてきた。恥ずかしさで動けず、彼女の力に押されていた。

しばらく貪られていたが、解放される頃には力が抜けてしまっていた。「これで貴方は私から離れられないね♡」と彼女が言い、何も言えずに見つめるしかできなかった。彼女が再び近づいてきて、耳元で囁いた。「もう一度してもいいよね?」拒むことができなかった。

「ありがとう♪じゃあいくよ?」と言ってキスをしたが、触れるだけの軽いものだったため、少し物足りなさを感じた。しかし、彼女はお構いなしに舌を入れてきた。

甘い味が広がり、意識が遠のいていく感覚に陥った。彼女が離れて「どうしたんですか?」と声をかけられたが、振り向くとクラスの女子生徒たちがいて、忘れ物を取りに来ていたらしい。

話を聞いた彼女たちは嬉しそうな表情を浮かべていた。一人の女子生徒が教えてくれた。「この学校で貴方を知らない人はいないよ」

俺のファンクラブ設立は寝耳に水だった。夢のような話が進んでいく中、ある人物が現れたことで事態は大きく動いた。その人物は、噂になっている女生徒だった。

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