297章 いつもの・・・・・・
ハンバーガー20個、チーズバーガー20個、アップルパイ10個を食べた。
「おなか、もちなおしました」
キイは食事を見られたことに、満足そうにしていた。
「すばらしい食欲です。大食いチャンピョンになっただけのことはありますね」
「キイさん、知っているんですか?」
「はい。ニュースで見ました。優勝したあとに、おなかすいたといったみたいですね」
「はい。優勝直後に、おなかすいてしまいました」
連戦を勝ち抜くことを意識したので、食べる量をセーブしていた。気をつかってしまったこと
で、思わぬ事態に見舞われることとなった。
「大食い大会の直後に、おなかすいたといえるのはすごいですね」
「腹ペコ少女ですから」
「ミサキさん、おなかに触ってもいいですか?」
「どうぞ。触ってください」
ラクマキイの手はごつごつとしていた。そのこともあって、岩に触れている気分になった。
「ミサキさん、信じられないほど痩せていますね」
「そうですね」
キイの掌は、上部に進出しようとしていた。あの部分は触られたくないので、事前にNGを出す
ことにした。
「胸は絶対に触れないでください。胸、○○は大切な部分なので、愛している人以外には触られたくありません」
キイは手を離した。
「すみません。知らず知らずのうちに、胸に近づいていました」
ミサキの胸は、女性からやたらと人気がある。同性なのに触りたくなる要素は、どこに詰め込まれているのだろうか。