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266章 家に戻ってきた

 ミサキは家に戻ってきた。

「シノブちゃん、ありがとう」

「どういたしまして・・・・・・」

 ミサキは空腹になったのか、おなかはギュルルとなった。

「おなかすいた・・・・・・」

 自販機で味噌ラーメン20人前、餃子10人前、から揚げ30個を注文する。がっつりと食べることで、心身に余裕をもたらしたい。

 シノブは食事の量に対して、目の玉が剥きそうになっていた。

「ミサキちゃん、ものすごい食欲だね」

「旅疲れの影響もあって、ものすごくおなかがすいたみたい」

「カロリーは量っていないけど、確実に20000を超えているよ」

「そうだね。30000キロカロリーくらいは食べているね」

 移動などをした場合、必要カロリーは大幅に増える。20000キロカロリーは、家でじっとして
いた場合のカロリーだと思われる。

 シノブは大きな欠伸をする。

「ミサキちゃん、布団を借りてもいい?」

「どうぞ」

「ありがとうございます。布団をお借りします」

 シノブは布団に向かう。そんな女性を尻目に、ラーメン、餃子、から揚げなどにがっついた。

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