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265章 睡魔

 ミサキ、シノブ、マイ、ユタカ、シラセ、フユコの6人で電車に乗る。ゆっくりできるよう、光特急ではなく、普通列車に乗車する。

 マイ、ユタカ、シラセ、フユコは瞼を閉じる。4人はあっという間に、眠りの世界に入ることとなった。

「マイさん、ユタカさん、シラセさん、フユコさんは完全に睡眠不足。目的地に着くまで、ずっと眠っていると思う」

「そうなんだ」

 シノブは大きな欠伸をする。こちらについても、完全に寝不足のようだ。

「シノブちゃんも睡眠不足みたいだね」

「コンサートに興奮しすぎて、5時くらいまで起きていた。2~3時間くらいしか、睡眠をとれていないの」

 ズービトル、ルヒカ、エマエマの競演はプレミア。音楽に興味を持っている人なら、100パーセントの確率で興奮する。

「シノブちゃん、眠っていいよ」

「ダメだよ。ミサキちゃんを送り届けるまでは、眠るわけにはいかない」

「私は問題ないよ」

「ミサキさんは、無理をしがちです。こちらとしては、放置するわけにはいきません」

 シノブは睡魔に勝てなかったのか、すやすやと眠ることとなった。

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