260章 チェックアウト
ミサキ、シノブ、マイ、ユタカ、シラセ、フユコの6人は帰宅のための準備をする。
「みなさん、忘れ物はないですか?」
「ないよ」
「うん。問題なさそう」
「荷物はすべてある。問題はゼロ」
「シノブちゃん、荷物はきっちりあるよ」
「フユコは忘れ物はないのだ」
シノブは最終確認なのか、カバンの中を確認する。ダブルチェックをするあたり、とっても律儀だと思った。
ミサキたちは、フロントに向かった。
「チェックアウトをします」
「かしこまりました。チェックアウトですね」
シノブはチェックアウトの欄に、チェックマークを入れていた。
「ご利用ありがとうございました。またの機会があれば、よろしくお願いいたします」
腹ペコ少女にとって、食堂までの距離はきつかった。次回に宿泊するホテルは、食堂の近いところにしようと思っている。
ミサキたちは荷物を確認したのち、ホテルをあとにする。わずか1日だったのに、いろいろなものを凝縮されていた。
「みなさん、いきましょう」
シノブの掛け声に、みんなは頷いた