245章 忍び寄る体重増の恐怖
マイ、シラセはデザートとして、ケーキを3つ食べる。デザートは別腹といわれるけど、あの二人を見ていると、格言は正しいと感じた。
6人はケーキを食べ終えたあと、体重測定をする。
1番手はマイ。衝撃的な数字だったのか、顔は真っ青になっていた。体重を見ていないものの、2~3キロは増えたと思われる。
2番手はシラセ。体重計に乗った直後に、頭を大いに抱えていた。こちらについても、相当な体重増があったと思われる。
マイ、シラセは散歩に向かう。歩くことによって、カロリーを消耗しようとしている。
3番手はミサキ。移動による疲れなのか、500グラムの体重減。体重減は減ったものの、最小限に抑えられることができた。一日で体重が4キロ減ったら、どうしようかなと思っていた。
フユコは体重をまったく気にしていなかった。
「フユコちゃん、体重は気にしないの?」
「旅行のために、体重を減らしておいたのだ」
フユコは体重計に乗ると、アホ毛は何ともいえない反応を見せた。
「もうちょっとだけ、食べておけばよかったのだ」
シノブ、ユタカは体重計に乗らなかった。現実と向き合いたくなかったのか、図る必要はないと考えているのかは定かではない。