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ある日のちびちび探検日記 番外編

聖域にはちびっ子がいっぱい!
最近はおいちゃんとおばあちゃんが教えてくれる遊びも増えたから、いつも元気な声が響いてます!

そんなある日、今日はお天気もいいし森に探検です!おいちゃんが、

『森の植物調査を兼ねて、遊びに行くか!美味いもん見つかるかもしれないし、オレはそろそろタケノコと山菜の天ぷらが食いたい!なければ育てる!そのためにも共生出来る場所があるか調査だ!』
と、張り切ったからです。もちろん大賛成です!だって

「ちゃけにょこごはん、しゃんしゃいにょてんぷりゃ」じゅるり
サーヤも大好物です!

『うわ~あ』
ぴゅいきゅい『『サーヤのおくちとおめめ』』
『『キラキラだ~』』
『ぜったい!』
『おいしい!』
『やつだ!』
元祖ちびっ子同盟のハク、モモ、スイ、フルー、フライにフィオ、ヴェル、アーブもサーヤを見て興奮してます!

『タケノコは、煮物でも美味しいわね~』
おばあちゃんは、まだ食べれないけど、その内食べるのよ!って参加してます。

みゃ~『にぃにたちもねぇねたちも、おくちきらきらにゃ』
きゅるるん『『『みんなだって』』』
きゅるるん『『『『サーヤそっくりになったよね』』』』
『きゃはは~そっくりそっくり~』
ココロと子グモちゃんたちと、姫たちだって呆れながら、キラキラです。おくちが⋯

『結局みんなサーヤちゃんに似てきたんだなぁ』
『食いしん坊がいっぱいだぁ』
『でも、ここのごはんはおいしいだよ!』
『『んだな~』』
結局は、ぽぽちゃん、つくしちゃん、なずなちゃんたちだって食いしん坊の仲間入りです。
そして今日は!

『はじめてのおそとだぴょん!』
『きもちいいぴょん!』
『おいしそうな草のにおいがするモ~』
『め~。ほんとだ~いいにおいめ~』
『おいしそうな実もあるじょ!』
『あそこにもだじょ!』
今日はもふもふたちも一緒です!うさちゃん、めーめーさん、オコジョちゃんたちだけじゃなくて、モーモーさんたちも一緒です!

うへへ。もふもふがいっぱいです!
「うへへへ~」

ぴくぴくっ
『サーヤ、もふもふしたいぴょん?するぴょん?」
もえちゃんがお耳ぴくぴくってさせて近寄ってきました。
「いいにょ?」
なんでもふもふしたいって思ってるのか分からないけど、

『分かるよね~?』
ぴゅいきゅい『『うへへ~』』
『『言ってるよね』』
『『『うんうん』』』
なんですか?ハクたち?

『しょーらいゆーぼーなもふもふぴょん!』
『このくらいわかるじょ!』
『め~もふもふはもふもふにびんかん』
『そうなのかモ~?』
自信たっぷりなもふもふちびっ子軍団!モーモーさんだけはちょっと違うみたいです。
「うへへ~もふもふ~」
『どんどんもふるぴょん!』
「うへへへ~もふもふもふもふ~♪」
抱き上げてスリスリもふもふです!

『ほらほら、今日は探検がメインだからな!行くぞ!』
「しょうでちた!えへ?」
『しかたないぴょん、あとでぴょん!』
たんけんたんけん♪

『サーヤサーヤ!』
『これおいしいやつ!』
『あかいの!あまいよ!』
「ふお~?」
妖精トリオが見つけてくれたのはキイチゴに似てます!酸っぱ甘いです!

『おいちゃん!このムラサキの!』
『おいしいよ!』
『お?山葡萄か?』
フルーとフライも負けてません!

『このみどりのおいしいぴょん!』
『これはやわらかいじょ!』
『め~これは、ちょっとにがみ?』
『ちょっと高いところにもあるモ~』
『あら、蕗の薹に、こごみ、ノビルに、タラの芽かしら?』
おばちゃんは、ちびもふちゃんたちと山菜を見つけたみたいです!

『サーヤー!おいちゃーん』
ぴゅいきゅい『『これなに~?』』
ハクたちも、なにか見つけたみたいです。
『茶色いちっちゃいのいっぱい~』
ハクは地面を見てクンクン
ぴゅい『ここから~』
きゅい『つながってる~?』
でも、双子は木の上です。あんなに離れてるのに同じものなのかな?なんだろ~?

『こ、こりゃあ、むかごか?』
『あらあらまあまあ!それじゃ、もしかして』
『『自然薯が?』』キラーンッ

おいちゃんの目つきが変わりました!

『双子!他にもあるか!?』
ギラリッとしたお目目で大きな声!?

ぴゅきゅ『『ぴゃあ!?』』ビクゥっ
ほらぁ、双子がビクって抱き合っちゃったよ?

『あらあらまあまあ、ゲンさんたら』
どごっ
『ぐふっ』
あ~おばあちゃんの鉄槌が⋯

『げほっ、わ、悪かった⋯でもな、これ、すごいご馳走なんだよ』よろ
あ~おいちゃん、もろにみぞおちに入ったんだね⋯
おいちゃん、とろろ大好きだよね?ごはんに嬉しそうにかけたり、おそばにかけたり、でもぉ

「え~?かゆかゆにゃにょ⋯」ぽりぽり
サーヤは、ちょっとならおいしいなと思うけど、痒くなるからちょっと苦手です。思い出しただけでお顔が痒い気がします。

ぴゅいきゅい『『え?え?あるけど』』
『サーヤが微妙~?』
『『じゃあ』』
『『『おいしくない~?』』』
サーヤがかゆかゆ言ったから、みんな止まっちゃいました。

『あ~サーヤにはなぁ』
おいちゃんが困ったなってしてたら、おばあちゃんが
『あらあらまあまあ。サーヤは食べ方が上手じゃないからね。でもね?色々な料理方法があるから大丈夫よ。たとえば、サーヤの大好きなお好み焼きとか』
「おこにょみやき、たこやき」じゅるり

みゃ『あっきらきらになったにゃ!』
きゅるるん『『『『『『『おいしいけってい!』』』』』』』
『きゃはは~』
みんなの目つきも変わりました。

『ゲンさん、これだか?』
『でも、あんな高いとこまではとどいてないだよ』
『ほんとなんだな』
ぽぽちゃんたちも見つけたみたいです。はやい!

『なるたけ高いとこまでツルがあるやつがでかいんだ』
『そうね。おいしいわね』
きらりっ
『みんな~ぼくたち、下みるから、高いところお願い~』
ぴゅいきゅい『『りょうかい~♪』』
『探すぞ~!』
『お~!!』
みんなやる気満々!

『おいちゃん、おばあちゃん』
『ほかのおいしいやつはどうするの?』
『おいしいきのみもあるよ?』
妖精トリオが聞くと、
『それじゃ、妖精トリオは木の実よろしく。でも、ツルを見つけたら声掛けてくれ』
『『『あいあいさー!』』』
ビシッてしてます。どこで覚えたのかな?
きゅるるん『『『ぼくたちも』』』
きゅるるん『『『『てつだう~』』』』
わーってみんな行っちゃいました。

『あらあらまあまあ。サーヤとちびもふちゃんたちは、私と山菜とかとれるものを採りましょう。自然薯は大変だもの~。あっでも、むかごはとりましょ。ご飯と炊いても美味しいわよ』
「あ~い」
みゃ『がんばるにゃ』
『姫もてつだうのだ~』
『おばあちゃんここだぴょん』
『ここにもあるじょ~』
『め~これは?』
『これも食べられそうだモ~』
沢山あるね!楽しいな!そして

『ハク、ぽぽ、つくし、なずな頼むぞ!』
おいちゃんがお願いすると
『まかせて~ここほれわんわん!!』
ばばばばばばばっ
だから、どこでしこんでくるの?

『土を掘ることなら負ける訳には行かないんだな!つくし!なずな!』
『やるだよ!にいちゃん!』
『がんばるだ~』
『『『えいえいおー!』』』
ばばばばばばばばっ
ぽぽちゃんたちまで?

「ふわ~しゅご~」
『あらあらまあまあ。本当すごいわねぇ。自然薯堀ってすごく大変なはずなのに』
すごい勢いで穴が掘れてます。あっという間に一メートル?二メートル?

『頼むから折らないでくれよ~』
『分かったよ~』
ばばばばばば
『『『まかせるだぁ』』』
ばばばばばばっ

「しゅご~」
『ゲンさんもすごいわね~』
おいちゃんの手、残像が見えます。人間のはずなんだけどな?

結果、この日、大量の美味しいものがゲット出来ました。

子グモさんたちは途中から、
『これは染物にも使えるのよ』
と、おばあちゃんに聞いたもんだから、それはもう、張り切って色々なものを集めてたよ。
きゅるるん『『『おかあさんに』』』
きゅるるん『『『『おみやげ~』』』』
ウンウン。そうだね。

そして、自然薯は
『すげえな。これはすりがいがあるな』
『ふう~ぼく、がんばったよ~?』
うんうん。すごかったね。
『オイラたちも久々に本気だしただよ~』
『疲れただよ~』
『ちゅかれただ~』
うんうん。お疲れ様~
山積みの大っきな自然薯。みんな二メートルくらいありそうです。すごすぎです。
でもやっぱり

「りぇんこん、にゃいね」
『そうね。タケノコもね。もう、作るしかなさそうね』
「あい」
はやく食べちゃいな~。


この後、
『やっぱりとろろ飯は、麦飯!あ~蕎麦も捨てがたい!』
と、おいちゃんが叫んだ為⋯

『あらあらまあまあ、そんな叫んだら⋯』

『なんだ!?また新しい美味いもんか!?』
『蕎麦がいるなら打つぞ!今すぐ打つぞ!』
『麦飯ってなんだ!?勿体つけんなよ!教えろ!』
ドワーフさんが瞬間移動してきたかのような速さで現れ

『あらあらまあまあ、ほらね?』ふぅ⋯
「あい」
と、おばあちゃんがため息⋯

もちろん、そんなおばあちゃんの方にも
『凛さん、サーヤの顔が自分たちはそっちじゃないって言ってるよ』
『ゲンとは違うもんなんだろ?』
『ほらほら、早いとこ教えな。私らが手伝うからさ!』

『『もちろんお手伝いします!』』しゅたっ!
『サーヤたちには』
『おれたちが必要だよな!』しゅたっ!

おかみさんたちと、山桜桃ちゃんたち、フゥたちまで、しゅたっ!と、登場です。

『あらあらまあまあ⋯』ふぅ⋯
「ふぉぉ」
囲まれちゃった~
『わ~、みんな待ちかまえてたみたいだね~』
ぴゅいきゅい『『おいしいものレーダー?』』
『『すごいね~』』
『『『うん』』』
『『『すごい~』』』
みんなびっくり!

『あらあらまあまあ、やるしかないわねぇ。ええと、自然薯で子供でも大丈夫なものと言ったら、フライドポテトに、ステーキ、お好み焼き?おソース作る時が来たかしら?でも、おソースは熟成させた方が美味しいから時間が⋯』
〖大丈夫よ。魔法で時間を進めてあげる。クゥの練習にもいいわね〗にょきっ
〖いい考えですわ。お母様〗にょきっ
〖確かに。魔神にしてはいい提案です〗にょきっ

『『え?』』びくぅっ
「ふおっ?」びくうっ
『『『『『ひゃあっ』』』』』
突然生えた神様たちに、おばあちゃんとクゥがびっくり!
サーヤたちもびっくり!

『私たちもお手伝いいたしますわ』
『楽しそうにゃ!』
きゅるる『それに人手がいる予感』
きゅるるん『『『『『『『よかん!』』』』』』』

みゃあ『おっきいごしゅじんに、ねぇねまでいるにゃ!』
『みんないるのだ!』

『お~い、みんな』ガラガラ
『必要というのはこれか?結葉がいるはずだと言ってきかんのだが』
ギン様が何かを乗っけた大八車を引いて、アルコン様が横で支えながらこっちに来ました。
『うふふ。間違いないはずよぉ。私の勘がそう言ってるのぉ』
『『勘!?』』
あ~ギン様とアルコン様が結葉様に遊ばれてる~

『あらあらまあまあ、そうでもないわよ。サーヤ。これ、すり鉢とすりこぎだわ。自然薯をすりおろすための必需品。こんなに沢山、こんなのこっそり用意してたなんて、ゲンさんたらよっぽど食べたかったのね』
「ふぉぉ」
そうなんだぁ。

『ち、違うぞっ!ほら、すり鉢とすりこぎはゴマにだってっ』

『あらあらまあまあ、そうね。そういうことにしておきましょ。ね?サーヤ』
「あい」
そうだねぇ
『話を聞いてくれ~』
はいはい。

『それより結葉様の勘の方がすごいよね~』
ぴゅいきゅい『『うん』』
『うふふ♪』
結葉様は不思議生物だから~

そんなこんなで、蕎麦打ちと麦飯作りの班、
『『『おりゃあ!』』』こねこね
『⋯⋯』ストトトっ

お好み焼きandお好み焼きの為にソースを作る班
『『『スパイスがしみるね』』』グツグツ
〖ほらほら、クゥ集中して〗
『は、はい』

ステーキやフライドポテト、マグロの山かけに磯辺揚げ等々、その他メニューを作る班に分かれ
『あらあらまあまあ、サーヤたち手にあまりつかないようにね』
「あい。にょり~」
『ぺっちょん~』
ぴゅいきゅい『『おしお~』』
『『あおのり~』』
『『『ぱらぱら~』』』
作りに作りまくった結果、

『自然薯パーティーだな!』どどーんっ

テーブルの上には自然薯料理がたくさん!

『す、すごいんだな』
『これがさっきの長いのだか?』
『すごいしゅるいなんだな!』
もちろん今回の功労者ぽぽちゃんたちも、もちろん主賓でご招待!

サーヤのおすすめは、お好み焼きとフライドポテト!むかごの炊き込みご飯も美味しいよ!あと、山菜の天ぷら!もえちゃんたちが探してくれた山菜だよ!
『やわらかいはずだぴょん!』
『はずれはないめ~』
『そうだじょ!』
『も~おいしいはずだも~』
うんうん!おいしいよ!

『つ、疲れた』ぐてぇ
『あらあらまあまあ、ごめんなさいね、クゥ。でも、おかげで美味しいお好み焼きが出来たわ』
「あい。あいがちょ。くぅ、あーんちて♪」
『あーん』ぱくっもぐもぐ
どうどう?おソースとマヨネーズもかかってるよ。
『おふっ、あちあちっ、でも、うまっ!』
「やっちゃあ!」
お好み焼き、美味しいよね!クゥががんばっておソース熟成させてくれたおかげです!

大人たちは
ぱしっ
「う?」
おかおが動きません
『ダメです。サーヤちゃん』
『よそ見はお行儀悪いですよ』
「あい」
いつも通り見ちゃいけないみたいです。
ガッガッガッ
キンキンキンッ
なんの音だろね?
『『『わはは』』』
『『『酒に合うね!』』』
ドワーフさん達はお酒好きだね。

ともかく、お好み焼き美味しかったよ!

そして、更にその後
『きょうはたのしかったぴょん!』
『またおそといきたいぴょん!』
『おそとはおいしいくさたくさんめ~』
『なんかつよくなったきもするめ~』
『やっぱりなんだじょ?』
『そんなきがしてたじょ!』
『も~ためしてみるも~』
『あれなんかどうだも~?』

それは、もーもーさんたちの干し草を丸めた巨大な塊。それを

『『えい!だも~』』ぐんっ
『『おお~すごいぴょん』』
『『もちあがったじょ!』』
『『しかもあたまでだめ~』』
自分たちよりはるかに大きい塊を頭の上まで持ち上げちゃいました。

『あらあら、明日ご主人に報告しないといけないも~』
『腰抜かしちゃうかもなんだも~』
ああ、そういえばこの世界のものたくさん食べたら⋯みたいなことジーニ様が言ってたね。あはは。

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お読みいただきありがとうございますm(_ _)m

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