バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

156章 焼きそば店

 ミサキは焼きそば店にやってきた。自分の庭にいるようで、心はとっても落ち着いた。

「ミサキさん、おはようございます」

「シノブちゃん、おはよう」

 マイから挨拶をされた。

「ミサキちゃん、おはよう」

「マイちゃん、おはよう」

 ミサキは髪をくくっている、ユタカに朝の挨拶をする。

「ユタカちゃん、おはよう」

「ミサキちゃん、おはよう」

 ミサキは購入したばかりのパンを、自分のロッカーに置いた。

「ミサキちゃん、パン屋に行ってきたの?」

「うん。いろいろなパンを買ってきたよ」

「ホノカちゃんは、元気にやっている?」

「うん。とっても元気そうだよ」

「私も機会があったら、パン屋を訪ねてみようかな」

 マイはカバンの中から、写真集を取り出す。

「ミサキちゃん、アヤメちゃんの写真集を購入したよ。サインはついていなかったけど、とっても大満足だよ」

 サインをゲットできる確率は0.01パーセント。サイン付きを入手するのは、奇跡に近いといえる。

 ユタカもカバンの中から、写真集を取り出す。

「私も購入したよ。サインはなかった」

 ホノカ、ナナの運がよかっただけで、通常の人にはいきわたらない。値段の高騰は頷ける。

 シノブは雑談中の三人に、声をかけた。

「ミサキさん、店の前には、サイン、握手を求める人であふれています。開始時刻前ですけど、
オープンしたいと思います」

 ミサキ、マイ、ユタカの三人は頷いた。

しおり