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281 もふもふもふもふ~!


ピカーっ

「ふぎゃーっ」
忘れてました~っ!目が目が~っ

『『『ぴぎゃーっ』』』
うにゅ?サーヤじゃないよ?…ハッ!

「ぽぽちゃ~ん!つくしちゃ~ん!なずなちゃ~ん!うぎゅ~っめがっめが~」
ごろごろごろ!大変大変!確かめたいのに見えないよ~!
わ~んっっ、ぽぽちゃんたちどこぉ!?

『わ~!ぽぽちゃ~ん』
ぴゅいきゅい『つくしちゃ~ん』
『『なずなちゃ~ん』』
『『『しっかり~!』』』
みゃ~んっ『たいへんにゃ~っ』
きゅるるん『『『みんな』』』
きゅるるん『『『『たおれちゃった~!』』』』

やっぱりーっ!光が収まったのか、みんなが慌てだしました。

『あ~しまったなぁ』
『ぺんぺん草に気を取られてたわね』
いち早く気がついていたフゥとクゥがボヤいてます。でもサーヤも

「ふぎゅーっ」ごろごろ
目が目が~っ

『よいしょ。ほら、サーヤ。ごろごろしてるとまたゲンさんに言われちゃうからな』
クゥがごろごろ中のサーヤを抱っこしてくれました。背中ぽんぽんしてくれます。でも、目が目が~

『サーヤ、落ち着く』
少しひんやりしたおて手が目に当てられると、眩しかったのが少し収まってきました。

「うにゅ?」
あれれ?
『どう?少し、ましになった?』
おめめが楽になったので目を開けると、
「おめめ、ちかちか、なくなっちゃ」
どうして?
『それは、良かった。少し、光を吸収した』
きゅうしゅう?
「やみにょ、せいれいしゃん?」
そっかあ、治してくれたんだね!
「あいがちょう!」
『どういたしまして。役に立てて嬉しい』にこ
闇の精霊さんが少しニッコリしてました。
「えへへ~」
良かった!

『闇の精霊さん。ありがとうございます』
『ありがとうございます。気持ちも落ち着かせてくれたんですね』
気持ちも?そんなことまでできるの?すごい!
『ん。少しだけ。あっちは今、医神様が見てくれてる』
むこう?あっ!そうでした!

「ぽぽちゃんちゃち!くぅ!」
ぽぽちゃんとこ連れてって!
はやくはやく!バシバシ

『あっこら!暴れるな!』
『もう!あぶないでしょ!』
『大丈夫。サーヤ、落ち着く』
ぽんぽん。不思議です。ぽんぽんされたら落ち着きました。
『『さすがです!』』
『ん。でも、サーヤ効きすぎ。単純な子ほど効き速い。ちょっと、この先、心配』ふぅ…
『『ぶふっ』』

ちょっと、それは、どういうことですか?
『ん?気にしない。(単純な子ほど)かわいいということ』にこっ
「ぶー?」
なんか、引っかかるような?
『『···ぶふっ』』
フゥ、クゥ、笑い隠せてないですよ。

『医神様、ぽぽちゃんたちは?』
闇の精霊さん、話そらしましたか?

〖大丈夫ですよ。あまり光に強い種族ではないですからね。驚いて気絶してしまったようですね。直に目覚めますよ〗
「よかっちゃ~」
びっくりしちゃったよ~

『今回はぁ、みんなしてぺんぺん草に気を取られてたからねぇ』
結葉様が言います。

『失敗しました』
『すみません』
「ごめしゃい」
フゥとクゥと一緒に謝ります。

〖まあ、次から気をつけましょうね〗
医神様に頭ぽんぽんされました。
「あい」
『『はい』』
反省です。くすん。

『それにしても~』
ぴゅいきゅい?『『ハク?』』
『『どうしたの?』』
ハクがぽぽちゃんたち見て首傾げてます。

『ちびちゃん達の色~』
「いりょ?」

色がどうしたのかな?みんなで見ると
ぴゅきゅ『『あれ?』』
『『最初のぽぽちゃんと』』
『『『いっしょ?』』』
きゅるるん『『『ん~?』』』
きゅるるん『『『『ちょっとちがうかな?』』』』
みゃ~ん?『そうかにゃ?』
でも、さっきより確実に明るい色です。

〖う~ん。ぽぽはあの時すでに上位種だったから、なりかけってところかしらね?〗
あっジーニ様が戻ってきました。

そっかあ~でも、サーヤが気になるのわぁ~ぐふふっ

「もふもふぱわーあっぴゅ~」
ぐへへへ
ちびちゃん達の元へ~
ふらふらふら~

『あっ!サーヤが!』
『クゥ?いつ降ろしたの!?』
『あ、あれ?いつの間に?』
さっきですよ~。ふらふらふら~

ビクビクビクゥッ
『な、なんだか?』
『な、なんだべ?』
『ななななな?』

あっ、おっきした~ふへへへへ
「もふもふもふもふもふもふ~」
むぎゅう~むぎゅむぎゅう
『『『ヒィッ』』』

『あ~すごいな。サーヤが沢山いるみたいだ』
『サーヤったらあんなに早く動けたのね~』
フゥ、クゥなんですか?
『お父さん、僕たちの時より、サーヤ速くなぁい?』
『そ、そうだな』
ハクにギン様もなんですか?サーヤも進化したのです。
『もふもふもふもふもふもふ~』
かわりばんこに抱きつきます。最高のもふもふ~

『た、助けてなんだな』
『『助けて~』』
ぽぽちゃんたちがなんか言ってますが、

「『『むり~』』」
ん?なんか近くからも声が?

『サーヤばっかりずるい。私も仲間に入れて』
『私も。やる』
雪と闇の精霊さん達でした。

「ふおぉ!」
仲間が!
『ずるい~!なら、私も!』
フゥも抱きついてきました。
『くっ!羨ましいぞフゥ!』
クゥが女の園と化したこちらに入れず悔しそうです。クゥも立派なもふもふ同盟ですね!

『『『「もふもふもふもふ~」』』』
あ~幸せです。
『だれか~』
『『助けて~』』

『すまん。ぽぽたちよ…俺には無理だ···!くっ』
おいちゃんが目をそらすと、みんなも逸らしました。くっ!

『『『そ、そんな』』』
誰も助けてくれないと愕然とするぽぽちゃんたち。でも、

『『『「もふもふもふもふ~」』』』
もふもふは譲れません!なのです!

『『『あ~れ~』』』

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お読みいただきありがとうございますm(_ _)m

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