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276 デザートって?そして、その正体は?

雪の精霊さん、すごい勘です!そして、すっごいニコニコです。

『お、おう。そうか。それじゃ、そろそろ準備するか。山桜桃、春陽、行けるか?』
『『は、はい!』』
おいちゃんが顔をひくひくさせて、少し慌てて動き出しました。
山桜桃お姉ちゃんたちもつられてワタワタ。

『じゃあ、サーヤ、待っててな。雪の精霊さん、サーヤを任せていいか?』
おいちゃんが周りをぐるっと見回して言います。ため息つきです。

雪の精霊さんも周りを見て、

『『『『『しくしくしくしく』』』』』
フゥたち、まだ泣いてる…

苦笑しながら、おいちゃんに言いました。
『うん。かまわない。サーヤとここにいる』にこ
「あい。いっちょ、いりゅ」にぱっ
雪の精霊さんの腕に抱きついてお返事です。

『ありがとう。じゃあ、行ってくるな』
『『行ってきます』』
山桜桃ちゃんたちもお辞儀してから行っちゃいました。
『行ってらっしゃい』
「いっちぇらっちゃい♪」にぱっ
そんな三人を見送って

『さて、何が来るかな?』
「たのちみぢゃね~」
『うん。楽しみ』
「あい!きっちょ、おいちい!」
二人でにこにこです。

『ところでサーヤ、それはなに?』
突然、雪の精霊さんが言いました。
「うにゅ?」
なんのこと?
『それ』
どれ?目線を辿ると、もしかして、

「おはち?」
『おはち?』
首を傾げる雪の精霊さん

「ん~っちょ、お・は・…しっ」
ふ~。なんとか、言えた~

『へ~。おはし』じー。

じーっと見てますね。
「あい。えっちょ、こうやって、はしゃんで、ごはん、たべりゅにょ」
頑張ってお箸を持って動かします。ちょいちょい。

『へえ。面白い』
「おは…しで、きっちゃり、さしちゃりも、できりゅにょ」
『切ったり刺したり?面白いだけでなく、いろいろ出来るんだ』
おめめ、きらきらですね。

「さーや、まだ、りぇんしゅーちゅー。おいちゃん、すっごい、じょーじゅ。おちえて、もりゃおう!」
それがいいよ!一緒に練習!

『一緒に?』
雪の精霊さんのおめ目がまん丸になりました。

「あい!いっちょ!」
一瞬、固まって考えたあと、にっこり笑った雪の精霊さん

『ふふ。うん。頼んでみようかな?面白そうだし』
「あい!」
わ~い!なかま♪なかま♪

カチャカチャカチャカチャ

『あっ、来たみたい』
「きちゃ~♪」
何かな?何かな?デザート何かな?

『『来た!?』』ガバッ
『来たの~?』ガバッ
ぴゅきゅーっ『『きた~っ』』ガバガバッ
『『『『『待ってましたーっ!』』』』』ガババッ

「ふおっ」
『ひえっ』
ヒィッ!みんながいっせいに起きた~!
雪の精霊さんと二人でビクッとなりました。

『『なにかな~?』』
『『『なにかな~?』』』
みゃ~ん『なんにゃ~?』
きゅるるん『『『くんくんくん』』』
きゅるる~ん『『『『いい匂い~』』』』
みんな、ちょっと怖い…

『待たせたな。デザートだぞ』
『『お待たせしました』』
おいちゃんたちがデザートと共に登場です。

「わ…」あ?
〖〖デザート!〗〗
『『『『『わ~い!』』』』』
み、みんながすごい。大人はもっと怖い!
思わず雪の精霊さんにしがみつきます。

『みんなすごい。それだけ期待していいと言うこと、かな?』
雪の精霊さんが可笑しそうに言います。
「あい!いいよ!」
『そう。それは楽しみ』
二人でまたにこにこです。そしたら

『サーヤちゃん、雪の精霊様、オイラたちも、ここいいだか?』

「ぽぽちゃん!ちびちゃん!」
『ん?』

とっても遠慮がちな声が···
ぽぽちゃんとちびちゃん達です!ちびちゃんはまだ慣れないのかな?ぽぽちゃんをつかんで、後ろからちょこっとお顔出してます。可愛い~♪

「どうじょ!」
『私もかまわない。こっちおいで』
雪の精霊さんもいいよって言ってくれました。

『ありがとうなんだな。あっちにいたら、大人組がすごいんだな。ちびたちが怖がってしまったんだな』
ちびちゃんが、高速でこくこくしてます。

確かに、あれは怖いよね。何か、食べ物への執念を感じる…

『無理もない。あれはすごい。さあ、一緒に座ろう』
雪の精霊さんが優しくぽぽちゃん達を呼んでくれます。えへへ~。
ぽぽちゃんも雪の精霊さんも優しいな~♪

『ありがとうございますなんだな。さ、座らせてもらうだよ。二人とも』
『『うん。ありがとうなんだな』』
ちびちゃん達可愛い~

「ぽぽちゃんちゃち、うぢょん、おいちかっちゃ?」

『『うん!』』
『美味しかっただなぁ。あんただ美味しいもん初めてだぁ』
ぽぽちゃん達、三人でほっぺに手を当ててうっとりしてます。おんなじポーズ~!可愛い~♪

『ところでサーヤ、デザートとはなに?』
「うにゅ?」
雪の精霊さん、そこからなの?

『『『なんだか?』』』
ぽぽちゃん達も?あらら~

『デザートはね~』
ぴゅいきゅい『『あま~いの』』
『『おいし~の』』
『『『しあわせなの~』』』

「ふあ?」
ハクたちが急に説明してくれました。その通りだけどね?

『そうか。甘いものがくるのか』
雪の精霊さんがキラキラ

『甘いものだか?』
『くだものだか?』
『きのみかもなんだな?』
ぽぽちゃんたちもニコニコしながら色々想像してるみたいです。すると

『待たせたな』
『『お待たせしました』』

「きちゃ~♪」
『『『『『わ~い♪』』』』』
待ってました~♪みんなも期待でおめ目きらきら!
やっとおいちゃんたちが他の配膳を済ませて、やっと来てくれました~♪待ってたよ!デザート~♪

『お?ぽぽとチビ助たちはこっちにいたんだな。今日のデザートは、ぽぽたちのおかげだぞ』
ニヤリッとしながら、おいちゃんが教えてくれます。

「うにゅ?」

『オイラたちの?』
『『おかげだか?』』
あっ!もしかして!

『サーヤ分かったみたいだな。そう。これだ!』どどんっ
おいちゃんが置いたお皿の上には~、やっぱり!

「しゃちゅまいみょ~!!」
ねっちょりあま~い方だ~!!

『くくっ。そうだよ。サーヤ念願のねっとり甘い方のさつまいもだよ』
おいちゃんが、笑ってます。

『これ、おらたちがほったやつだか?』
『おいも?』
ちびちゃんたちが嬉しそうにしてます。

『そうだぞ。ちび助たちが頑張ってくれたから、沢山できたんだ。それをな?またまた、アイナ様と火の精霊さんに手伝ってもらって石焼き芋にしたんだよ。甘いぞ~。まずはそのまま一口食べてみてくれ。熱いから気をつけてな』

もう、お話聞いてるだけで、じゅるり。

『サーヤ、顔がすごいことになってる』
雪の精霊さん、なんですか?
そんなことより、いただきます!あれ?

「しゅぷーん?」
かじらないの?

『そう。皮むいてかじろうと思ったらな?』
『無理だったんです』
『トロトロですよ』
『『こんなの初めてです』』
うわぁ~山桜桃お姉ちゃんたち、うっとり?

それは、さらに、じゅるり
『サーヤ、だから顔が···』
なんですか?雪の精霊さん。

『だからな?芋に切れ目を入れて、ちょっと皮を開いたから、そこからすくって食ってくれ』
分かりました!それじゃ

「いちゃだきましゅ」
スプーンが、す~って入っちゃいました。ほわぁ~。
フーフーして一口。あつあつ!はふはふ。ふわぁ~甘い~とろとろ~

「きえちゃ~」
お口の中で消えちゃいました。
「おいち~!」
はふはふ。

『そうか!良かったな!さあ、ぽぽ、チビ助、今回の功労者だからな。食べてくれよ』
おいちゃんがぽぽちゃん達に食べるように言います。

『そ、そうだか?それじゃあ』
『『『いただきます』』』
ぱくっ!おそるおそる食べた一口…

『『『·····』』』
あれ?固まっちゃった

『お、おいしい~』
『『はふはふ!』』
あ、動き出しました。ちびちゃん達も、はふはふしながら頷いてます。良かった~♪

その様子を見てた雪の精霊さんが
『そんなに熱いの?』
と残念そうです。

『安心してくれ。これで終わりじゃないぞ?』
さすがおいちゃん!何か考えがあるみたいです。

『これを、こう乗っけると』
そう言って白い塊をお芋の上にぽとっと。すると、じゅわ~とそれはお芋の上で溶けだしました。

「しょ、しょりぇは」
まさかっ

『そう。アイスクリームだ。これなら食べれるんじゃないかな?』ニィ

「ふわ~あぁぁ!ゆきのせいれいしゃん!はやく!はやく!」
食べてみて!絶対おいしいよ!

『え?わ、わかった。それじゃ、いただきます』
おそるおそる、一口……ぱくっ。

どう?どう?どきどき

『ふわあ~あぁぁ』
雪の精霊さんのお顔が溶けました!やったあ!

『な、なに?これは?熱いのに冷たいのが絡んで!この溶け合う感じと、この甘さ!』
大興奮です!

「おいち?おいち?」
どう?どう?

『こんな美味いもの、初めて!』
やったあ!

『くくっ。よかったよ。あんまり、うどん食べられなかったみたいだったからな。申し訳ないと思ってたんだ。それとな?これはみんなを雪で遊ばせてくれた礼だ』

そう言って並べたのは、ひとつのお皿にプリンと、アイスと白いソースがかかったフルーツがキレイに盛り合わされたデザートプレート!それと、あれ何かな?

『これはプリン。それと、柚がせっかくとれたからな。柚のシャーベット蜂蜜かけ。フルーツにはヨーグルトをソースにしてかけてみた。それからこれは、お子様にはまだ早い、なんちゃってアフォガートだな。本当ならコーヒーをかけるんだけどな?無いから、たんぽぽコーヒーで代用だ』

そう言って、違う器に入れてあったアイスクリームの上に黒い液体をかけました。ふわっといい匂いがします。
どうやらおいちゃん、たんぽぽからコーヒーまで作ったみたいです。

雪の精霊さんのお顔が、びっくりからキラキラに変わります。

『こんなにいいの?』
おいちゃんに聞きながらも、目はデザートにクギ付けです。

『ああ。詫びと礼だからな。食べてくれ』
みんなで雪の精霊さんを見つめます。
まずは溶け始めたアフォガートを…
『はぁ~ぁ···これは、複雑だけど美味しい。甘みと苦味、熱さと冷たさが混ざって、確かに大人の味』うっとり
すっごい幸せそうなお顔です。

『ぼくはね~プリンがオススメだよ~食べてみて~?』
ハクがつんつんって、すすめてます。

『これ?』

『そう~下の方にね、入ってるおソースからめると最高なんだよ~』
ハクが思い出してうっとり。みんなもうっとり。

『底に?これ?それじゃ』
雪の精霊さんがそこまでスプーンを刺すと、とろりと下から黄金色のカラメルソースが!びっくりしたんだね。おめ目が飛び出しそうだよ。そして、そのままプリンをすくうと、ぷるんぷるん♪またまたおめ目がおっきくなったけど、そのまま、ぱくっ。

どうかな?どうかな?

『ん~~~なにこれぇ!とろけた!初めての食感~。プルプル感も最高!』
目を閉じて、ほっぺ抑えて足パタパタっ。雪の精霊さんが可愛い~♪

ぴゅきゅっ『『ヨーグルトもおいちいの!』』
『『フルーツと合うの!』』
『『『おいしいよ!』』』
ちびっ子もおすすめ。

『そう?じゃあ···ん、酸味がまろやかでこれも美味い。フルーツにこんな食べ方があったなんて』
今度はびっくり顔です。

みゃ~『その黄色いのは?どんなにゃ?』

『これ?、みんなまだ食べてないの?』

「あい」
それは、初登場だよ。みんなでコクコク。

『そう。それじゃ、みんなで一口ずつ食べよう』
にっこりして、すすめてくれます。

「いいにょ?」
みんなだよ?

『うん。ちょっとずつになるけど。みんなで食べた方がきっと美味しい』にこっ

ほんと?みんなで顔を見合わせて、おいちゃんも見たら
『くくっ。雪の精霊さんがいいって言ってるからな。甘えていいんじゃないか?』
『うん』にこっ
おいちゃんも、雪の精霊さんも笑って頷いてます。それなら

「あいがちょ!」
『『ありがとう!』』
みんなもありがとして、スプーンでちょこっとずつ、せーのっ!ぱくっ!

『「ふわあ~しゅっぱあま!」』
えへ?みんな、はもっちゃったね。

その後はみんなで、焼き芋アイスのせ?を夢中で食べたよ。美味しかった!


その頃の大人たちは
〖それは私の分よ!〗
〖太りますよ。いいんですか?〗
〖ふ、太らないわよ!〗
〖本当ですか?〗
〖う、うわ~ん!〗
〖お母様、医神に口で勝てるわけないじゃないですか…〗
とても、お子様にはお見せできません。

『私たち、一応協力者ですからね。安全に確保出来ましたわね。すごく美味しいですわ』
『ああ。石を焼いてくれって言われた時は、またか!って思ったけどな。こんな使われ方なら大歓迎だ!あいつ面白いやつだな!ワハハハハ』
おいちゃん信者がまた増えたみたいです。

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