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CHAPTER4 『土に還るは脆き恒星 (非)日常編』

僕はあの後こってり絞られて、自室で一時休む事になった。
その間も、頼むから寝ててくれと釘を刺されたけれど。

「めーちゃん、お願いだからここに居てね。寝ててね!?」
「う、うん。分かってるよ。」
「何かあったらモノパッドで連絡するから、寝ててね。本当に。」
「分かった、分かったから……」
「宙風………」
「尊木君は何?」
「─────────お前は、生きろよ。」
「……?うん。」
「……じゃ、また。」

彼が言った言葉の意味を、その時の僕は理解していなかった。
彼が、どんなに思い悩んでいたかも。

──────────────────

ここは一日中夜空が広がっている。
青空も、夕焼けも、見られない。
時間の感覚も忘れそうなくらいだ。
それでも、オレは──────

「─────────このままいっそ、野垂れ死ぬ位なら……もう──────」

「何を、考えているの?」

「土屋……」

「─────────その考えに、私も乗っていい?」

「──────は?」

「貴方のやろうとしてる事、見え見えよ。──────私なら、貴方の負担を和らげてあげられるわ。」

「でも……」

「貴方は優しいわね。とっても優しい。でも、それで自分だけ傷つこうとしちゃダメ。──────私も、手伝ってあげるから。ね?」

「─────────っ!」

「さぁ、行きましょう。皆が待っているはずよ。」

「─────────。」

『オレ達』は、その場を後にした。

──────────────────

その日、俺達はよーちゃんに呼ばれて食堂に向かっていた。

「話があるって言ってたけど、何だろうね。」
「うーん、想像もつかないっす。」
「相変わらずアイツは居ないけど……ほっといて良いよね。」
「良いんじゃないかの。どうせろくな事せんからな。」
「それもそうだね。──────そういやみのりんも見なくない?」
「あれ、確かに……どうしたんだろう。」
「………何か嫌な予感がするぞ。」
「同じくっす。」
「そうだね、急ごう。──────ん?」
プルルルル…
「はい、もしもし。」
『もしもし!?王太君!』
「え?めーちゃん?」
『さっき、チラッと見えたんだけどさ。土屋さん達が──────!!』
「──────え?」
「─────────とにかく、急ぐぞ!」

俺達は走って食堂に向かう。
廊下は走るなとか言われそうだけど、そんなん気にしてられっかよ。

──────────────────

ヴィーンッ

「──────つ、着いた。よーちゃん、みのりん!!」
「居たぞ!机に突っ伏しておる!」
「……何、これ…!これって……」
「……毒、っすね。」
「──────実莉ちゃんはもう亡くなっちゃってるけど、陽介くんはまだ脈はあるわ。生きてる!」
「─────────めーちゃん?大丈夫?おーい!?」
『………』
「─────────ショック受けて、ちょっと放心してるみたい。俺はめーちゃんのとこ行ってくるから、よーちゃん達のことよろしく!!」
「おう!!」

俺はめーちゃんの自室に走った。
そうだよね、めーちゃん。
初日にあんな事があっても、君にとっては大切な人だもんね。
気絶しなかっただけ、まだ良い方か。
俺は自室に到着するまで、めーちゃんに電話越しに声をかけ続けた。

事件捜査&学級裁判編へ続く!?

──────────────────
おまけ 次回予告

「どうして君は………」
「ねぇっ!答えてよ!よーちゃん!あの時あの場所で何があったの!?」
「オレは…オレは…!!」

冥「──────さぁ始まった4度目の学級裁判。目を覚ました尊木君は沈黙を貫きあの時起こった状況を話してくれず、事態は混迷を極めた。そして、沈黙を破り彼が口にした真実とは…!?………ここからが本番らしいよ。次回、『CHAPTER4 土に還るは脆き恒星 事件捜査&学級裁判編』。……本当に、何があったんだよ。彼処で。…それではまた。」

お知らせ
間違えてCHAPTER2の事件捜査編を消してしまい、内容をメモした物も消えたので復活させる事が出来ません
読んで下さった方ごめんなさい

おまけ② 挿絵

 
挿絵

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