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257 結葉様···?

みんな頑張って念話で会話してたのにぃ~。普通にお話してても大丈夫だったんだって。
「ぶー」
ぽよぷるん『『ごめん』』

結葉様が
『まあ、そんなこともあるわよぉ~』
と、言ってます。
でもね?サーヤそういうの結葉様が一番多いと思うんだ。
『サーヤ、それはね』
『きっとみんな同じだ』
『『でも、言っちゃダメなやつだ(ね)』』
そっか~。

『ん~、なにか失礼なこと考えてるかしら?』
気のせいですよ?
『まあ、そういうことにしといてあげるわぁ。それよりぃ、ほら、ハクとあなたもいらっしゃいなぁ』
結葉様の後ろにいたハクたちを前に出しました。

「はく~!」てててっぎゅうう
『サーヤ~』
泣いてるハクにみんなで抱きつきます。

ぴゅきゅ『『ハク~なかないで~』』
『『泣かないで~』』
『ハクはものすごく』
『がんばったよ』
『えらかったよ~』
みゃ~『はくにぃに~』

『みんな~』
ぎゅー。みんなでハクをぎゅーです。ハク、えらいね。がんばったね。

『『『『『『『む~む~』』』』』』』
ん?むーむー?誰かな?

『あ、あの、この子らはいつまでこの状態なんだか?』
ぽぽちゃんが申し訳なさそうに抱えてたものを見せてくると、それは
みゃ~『ココロのおふとんにゃ!』
ココロのカゴおふとん!

ガタガタっ
「うにゅ?うごいちゃ?」

ぽぽちゃんがカゴの中の布団をめくると

『『『『『『『む~む~む~』』』』』』』
簀巻きになった子グモちゃんたちが!

「ふあっ!?」
きゅる『あら、忘れてたわ』
え?絹さん?忘れちゃってたの?

『ず~っとその状態で可哀想だったのにゃ。だからさっきそこに入れといたにゃ。何かあったら運びやすいしにゃ』
なるほど~。ニャーニャにゃん、えらい!じゃなくて

「い、いちゅかりゃ?」
『わりと最初の方にゃね。ハクたちが行く前かにゃ?』
え?ハクたちが行く前?

「『え、えええ~!?』」
ハクと一緒に叫んじゃいました

ぴゅきゅ『『たいへんたいへん!』』
『『ほどいてほどいて!』』
『『『みんな、しっかり~』』』
みゃ~『はやくにゃ~』
大変です!そんなに長い時間!
ぐるぐるぐるぐる~

きゅるる『はいはい』
しゅるんっと絹さんが糸をほどくと
『『『『『『『きゅるるぅ』』』』』』』くたぁ
あ~ぐったりぃ!

「みんにゃ~」
『大丈夫~?』
ハクとカゴの中でぐったりな子グモさんたちに声をかけると
きゅるるん『『『だいじょうぶ~』』』
きゅるるん『『『『それより~』』』』
きゅるるん『『『『『『『みんな、おかえり~』』』』』』』にこ

子グモさん達!そんなふらふらなのに!うりゅうりゅ

そんな子グモちゃんたちに、ハクと妖精トリオと青葉ちゃんたちは、顔を見合わせてから

『うん!ただいま~ 』
『『『ただいま~』』』
『『『『ただいま!』』』』
みんなニコニコです!ハクもニコニコ!

「おきゃえり~!」
ぴゅきゅ『『おかえり~』』
『『お帰り!』』
みゃ~『おかえりなさいにゃ!』
みんな頑張りました!

『うふふ。可愛いわねぇ~』
結葉様が静かに見守っているハクのおばあちゃんに話しかけます。

『ほんとに。坊やはいいお友達が沢山いるんですね。良かった。やはり、こちらにいて正解だったんですね』
ハクのおばあちゃんが心からほっとしていると

『あらぁ。あなたが守った笑顔でしょぉ?もう、あなたはここに迎えられてるわよぉ』
『え?』
『うふふ。ほら、みんなぁ。この子にもご挨拶しなくていいのかしらぁ?』

「ふにゅ?あっ!」
結葉様に言われて思い出しました!

「はくのばぁば。はじめまちて。サーヤでしゅ!よろちくおねがいしましゅ!」
ご挨拶大事!

『あなたが愛し子様…坊や、ハクと仲良くしてくれてありがとうございます。ハクの祖母です。皆さんも、よろしくお願いします』

ぴゅきゅ『『よろちくね!』』
ぴゅい『モモです』
きゅい『スイです』

『フライだよ!』
『ぼくフルー!』
『『よろしく~』』

みゃ~『ココロにゃ!よろしくにゃ!』
みんなも続いて自己紹介です。
みんなニコニコです。

それにしても~
「はくのばぁば、まっちりょ、もふもふ、きりぇーね」

『そうね~』くすくす。
結葉様何笑ってるのかな?

「ゆきみたいだにぇ~」

『そうねぇ~』

「もふもふさせてくりぇりゅかにゃ~?」

『お願いしたらさせてくれるんじゃなぁい?それにぃ、お名前つけたらもっともふもふになるんじゃなぁい?』にこっ

「ふにゅ?」
おなまえ?

『そうよぉ?もうイメージあるんじゃないのぉ?』

イメージ?えっとぉ
「まっちりょで~、もふもふで~、ゆきみちゃいで~、やさしくて~、もふもふで~」
真っ白もふもふ~

『うんうん。それじゃあ、それで浮かぶお名前はぁ?』

それで浮かぶおなまえ~?
真っ白で、雪みたいで、もふもふで、やさしい。ん~白い雪…白雪?

「んっちょ、まっちりょにょ、ゆきっちぇかいて、しらゆき(白雪)どうでしゅか?おひめしゃまにょ、おにゃまえ、にゃにょ」

『白い雪で白雪?綺麗でいいんじゃなぁい?ね?』
『え?え?』
訳のわからない状態のハクのばぁば

『いいじゃない?ほら、サーヤ』

「ふ、ふぇ?えちょ、はくのばぁば、しらゆき(白雪)どうでしゅか?」

『ほら、あなたもぉ』

『は、はい!これから私は「白雪」よろしくお願いします』

ピカーっ ぱしっ!
『え?』
『え?』
『『『『えええ~!』』』』
おぉ、みんなの驚く声が!

突然の名付けにみんなが着いて行けませんでした。

『うふふ♪たのしいわね~♪』
結葉様···?絶対狙ってたよね?

『うふふぅ♪』

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
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