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続き

それから時間が来て数学を教えている担任のまつしまと言う若い男性教師が来た

生徒たちは席につくとまつしまは言う

(おはようございます、皆さん

では出席をとります)

と言って今日の1日が始まった

一時間目は数学の授業だった

それから時間もたち、いつの間にか放課後になった

みずきは授業がやっと終わったかと思うとチラリといさむを見た

いさむは悲しい顔をしながらノートなどをしまうと、購買に行くためにカバンから財布を取り出して席を立つ

いさむのほうもチラリとみれいのほうを見た

みれいはいさむに笑顔をおくったが、それを見たいさむは顔を下に向けて無視をしながら一人で教室を出た

みれいはショックを受けながらこぶしと歯を噛みしめて下を向いた

明らかに不良たちはいさむに何かしたのだ

それは多分いさむが自分と仲が良いことを妬まれていさむに私の事を無視するように言われたのだろう

みれいはそんな気がした

正直、このような話は探せばいくらでもある

問題はこれからどうしたらいいかだ

多分、この事を学校の先生たちに言ってもなんの解決にもならない

それどころか隠蔽されたり、いじめが酷くなってさらに困難な状況にたたされる可能性がある

誰かに相談したかったが、この事を誰に相談すればいいのかわからなかった

この状況が続けば確実に精神が病んでしまう

多分、親にはばれるだろう

いったいどうすれば言いと言うのか

今はかいもく検討がつかなかった

そんな事を考えていると女子の友達二人が来てみれいに言う

(おーい、みれい、お昼だよ、食わねーの)

そう明るく言ったのは友達のあずさであった

隣にはこのはがいた

みれいはドキッとしながら慌てて顔をあげると明るく言う

(あーお昼ね、さてと、授業も終わったし、食べようかな)

それを見たこのはは不思議そうな顔をしながらみれいに言う

(そうだね、食べようか、三人で)

三人は外でお弁当を食べることにした


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