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ある日のこどもの日日記 番外編

『サーヤ、準備はいいか』
「あい!」ふんすっ
『今回は重要なミッションだ!』
「あい!」ふんすっ
『ちびっこたちには内緒で成功させねばならない!』
「あい!」あれ?
『サーヤもちびっ子だが、今回の任務にはサーヤが必要だ!』
「あい!」ふんすっ
『だが、はっきり言って戦力不足だ!』
「あい・・・」しゅん
『だから、山桜桃と春陽は本来ならまだ子供枠だが、仕方なしに巻き込んだ!』
『『え?が、がんばります』』
「あい」
サーヤが力がないばかりにごめんね
『『い、いえ、お手伝いできてうれしいです』』
「あい」
そう言ってもらえるとうれしいです。
『本来なら大人に手伝ってもらいたいとこだが・・・残念ながら戦力外だ』
「あい」
そうだね~
『よって、フゥとクゥと一緒にここにちびっ子たちが来ないように、任務を与えた』
「あい」
大丈夫かな~?かえってバレたり・・・
『ダメです。サーヤちゃん』
『考えたら負けです』
「あい」
そうだね~
『ま、まあ、たしかに不安だが、じぃじたちにも応援頼んだから大丈夫だろ?』
「あい」
保険ってやつだね~


〖ゲンたち何する気かしら?〗
『まあ、いいんじゃなぁい?きっといいことよぉ』
『まあ、そうだろうな』
『我々は気取られないようにすれば・・・』
『ほっほ。小僧、その態度じゃあ、何かあると言っとるようなもんじゃの』
『ほっほ。まだまだケツが青いのぉ』
『『ほっほ』』
『だまれ、じじいども』


『それじゃあ、俺が手本を見せるからな。まず、足をしっかり踏ん張って腰を入れて、振りかぶって、つく』ぺたんっ
『まず春陽からやってみてくれ』
『は、はい』ドキドキ

おいちゃん自作の杵を春陽くんに渡します。そう。餅つきです!
『重いから気をつけてな。腹に力入れるんだぞ』
『はい。せーのっえいっ』ぺたんっ
『そうだ。いいぞ』
『わっ、結構張り付きますね』ねば
『その通り。だからな?こうやって水で濡らした手で合いの手を入れて餅を返すんだ』ぺし
『『なるほど』』
『合いの手は危ないから、俺がやるからな。山桜桃と春陽は交代で餅をついてくれ』
『『はい。分かりました』』
「おいちゃん、さーにゃは?」
どうすればいいかな?
『サーヤはあんこを乗っける係だ。俺たちが餅をついてる間に、この匙とへらを使って、こんな風にあんこを分けてくれ。できるか?』
おいちゃんがスプーンであんこを救って、見本を作ってくれました。
「あいっ!」ビシッ
敬礼です。がんばります。
『アウル、アル、サーヤを頼むな』
ぷるるん『まかせて』
ぷるるん『ちゃんと見てる』
「おにぇがいちましゅ」ぺこり
そうなのです。心配性のおいちゃんはエンシェントスライムのアウルとアルにサーヤのことを頼んでくれてました。

『さあ、やるか!』
「おー!」
ぷるるん『『おー!』』
『『お、おー』』
春陽くん、山桜桃ちゃん、遠慮しちゃだめだよ。

『しっかり踏ん張って腹に力入れてな』
『はいっ』ぺたんっ
『よっ』ぺしっ
『はいっ』ぺたんっ
『ほっ』ぺしっ

「んにゅ~」ぷるぷる
きゅるる『サーヤ、大丈夫』
きゅるる『もっと楽に』
「あい」ぷるぷる

『よし、第一弾そろそろいくか』

「ふおっ?」
はやいよ~
ぷるるん『大丈夫、サーヤ』にゅっ
ぷるるん『覚えた。一緒やる』にゅっ
「ふお~」
アウルとアルからまたおててが!
「あいがちょう。だいすち!」
ぷるるん『『がんばろう』』しゃきーんっ
こっちもスピードアップです。

『こうやってな、にゅっとして、ちぎって、丸く広げて、あんこを包む。大丈夫か?』
『『はい』』
『ゲンさん、私が包む役をやりますので、ゲンさんと春陽でお餅をついてもらったらどうでしょうか?』
『そうだな。採用しよう。アウルとアルも手伝ってくれてるしな。サーヤ、山桜桃が伸ばした餅にあんこ乗せてやるんだぞ』
『はい!』
「あい!」
ぷるるん『『まかせて』』

さあ、がんばるぞ!

そして、
『サーヤ~』
ぴゅいきゅい『『ただいま~』』
『『あれいない~?』』
『『『どこ~?』』』
わっ、みんな帰ってきちゃった
『皆さん、ちゃんと手を洗いましたか?』
『うがいした~?』
『きれいにしないと』
『だめだよ~?』
あ、青葉ちゃんたちだ。
ハクたちは青葉ちゃんたちと泉の中を探検に行ってました。

『大丈夫。完成だ』
『皆さん、帰っていらしたのでお茶の準備しますね』
『緑茶でいいですか?』
『おう!和菓子には緑茶が合うからな』
「あい!」
緑茶、ずずずしながら、甘いあんこ、最高です!


そして、
『わ~これなぁに?』
ぴゅいきゅい『『おかし?』』
「あい!かちわもち!」
美味しいよ!
『柏の葉がないから柏餅もどきだな。俺たちがいたとこでは、端午の節句、こどもの日ってのがあってな?男の子のお祭りでもある。その日に食べる和菓子だよ』
「ちゅくったにょ!」
『俺とサーヤと、春陽と山桜桃、それにアウルとアルでな』
ぷるるん『『手伝った』』にゅっ
アウルとアルのおててがまた!

『まあ、食べてみてくれ』
「あい!たべちぇ!」
さあさあ!

『ぼくたちのおまつり?』
ぴゅいきゅい『『ありがとう~』』
『『食べよう食べよう!』』
『『『いただきます!』』』

「いちゃだきましゅ!」ぱくっ
「ん~♪おいちい~♪」
『うん。上新粉じゃなくて餅米だから、柔らかいな。その内、上新粉と葛粉で作ろう』
おお~新たな味!
「ちゃのちみ~♪」
楽しみが増えたね!あれ?

『おお?みんな、ゆっくり食べないと喉詰まるぞ?』
「ふお~?」
『皆さん夢中ですね』
『仕方ないです。美味しいですから』
ぷるるん『『いくらでもいける』』

『おいしい~』
ぴゅいきゅい『『あま~い』』
『『もちもち~』』
『『『おかわり~』』』

『『しあわせ~』』
『『『『生まれてきて良かった』』』』
え?青葉ちゃんたち泣いてる?

〖本当においしいわね〗ぱくぱく
『本当ねぇ』ぱくぱく
『止まらぬ』ばくばく
『お茶とよく合います』ずずず
『『ほんにのぉ~』』ずずず
ギン様とじぃじたち仲良し

『お~い。夕飯食えなくなるぞ~。餅は腹にたまるんだぞ~』
「きいちぇにゃい」
『きっと別腹で大丈夫です』
『お夕飯もおいしいですから』

みんな、柏餅(もどき)気に入ってくれて良かったです。

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お読みいただきありがとうございます( . .)"
本日こどもの日、番外編です。よろしくお願いしますm(_ _)m

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