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172 風呂上がりの?

あの後はみんなでのんびり温泉に浸かりました。気持ちよかったです。
『サーヤこれ楽ちん~』
『これもいいね~』
『ゆらゆら~』
『ぷかぷか~』
『おふねみたい~』
「よかっちゃにぇ~♪」
フルー、フライ、妖精トリオは結葉様に作ってもらった桶に温泉を入れて、縁に寄りかかったり縁につかまったりしてサーヤの前にぷかぷか浮いてます。これならみんなのお顔が近いもんね!ちびっこはどうしても浅い所で横一列にになっちゃうから、ちっちゃい温泉浮かしたらどうかな?って思って言ってみたら結葉様が
『ん~それなら、こうしたらどうかしら~?』
って桶の中に少し丸みをつけてくれて、寝湯みたいになってて気持ちよさそうです。ゆらゆらゆらゆら~♪
『うふふ~気持ちいいね~』
『そうだな』
ぴゅいきゅい『『おとうしゃんも、きもちいい?』』
『ああ。気持ちいいな』
ハクと双子たちもお父さんと一緒に入れて嬉しそうです。やっぱりみんなで入ると楽しいよね♪
それからフゥがね、
『ねぇ、サーヤ。頭の高さ辺りにそよ風吹かせたらちょっと長く入れるんじゃない?』
と、提案してくれたら、ジーニ様に
〖あら、いいじゃない〗
って、採用されました。すごいです。
フゥが魔法のコントロールの練習も兼ねて、皆にそよそよ風を送ってくれたおかげで、のぼせないでゆっくり出来ました。ありがたやー。
〖良かったわね〜サーヤ〗ふふ
「あい」
それにしても、温泉も気持ちいいけどジーニ様のうらやまけしからんお胸枕も気持ちいいです。
「ふい〜〜」
極楽極楽〜♪

そして、今日はもうひとつのお楽しみが待ってました!それは…

『ほらサーヤ、風呂上がりって言ったらこれだよな!』にかっ
「あい!」

フルーツ牛乳ーっ!!

復活したおいちゃんが冷やしておいてくれたフルーツ牛乳をみんなに配ります!
お風呂上がりの牛乳は最高です!みんなに飲み方も伝授です!肩幅に足を開いて片手を腰に!そして、ごっきゅごっきゅ!ぷはーっ!最高です。
サーヤはフルーツ牛乳大好きだけど、普通の牛乳も、いちごたっぷり、いちご牛乳も、コーヒー牛乳も大好き!普通のコーヒーはにがにがで飲めないけど。
ちびっこたちにも
『おいしいね~』
ぴゅいきゅい『『うん!』』
『『これ好き~』』
『『『おかわり~』』』
フルーツ牛乳は大人気!大人たちも

『へ~、確かにお風呂上がりって言うだけで何でこんなに美味しく感じるのかしらね~?』
〖不思議ねぇ。でも、美味しいから理由なんてなんでもいいわぁ〗
『うむ。風呂上がりには欠かせなくなりそうだな』
『本当ですね』
とか、言ってます。同感です!

『それじゃあ、あとは、帰って寝るだけかしらぁ?』
結葉様が幸せそうに言うと
〖うふふ。そうはいかないわ。バート、帰るの明日の朝にしない?朝食食べてからでもいいじゃない?〗
『そうですね。その位でしたら』
ジーニ様とバートさんがニヤッて笑ってます。なんか悪いお顔?なんだろね?それより
「ばーとしゃん、あちちゃ、あしゃまぢぇいりゅ?」
『はい。お世話になりますよ』にこ
「やっちゃあ!」
もうちょっと一緒にいられるね!


『そうだ。ちびっこ達の寝床どうするの?』
『そうだよな。また明日あれじゃ…』
フゥとクゥがお風呂上がりなのにブルってしてます。牛乳で冷えちゃったのかな?

『それなんだけど、バートさん。もう一組、敷布団と掛け布団用意できるかな?出来ればちょっと分解させてもらいたいんだけどな』
『大丈夫ですよ。お任せ下さい』
『ありがとう。あと、絹さんに相談なんだけど、いいかな?』
きゅるるる『わかった。何すればいい?』
おいちゃん、何か考えがあるらしくて、バートさんと絹さんがお話聞いてふむふむってしてます。

『なるほど・・・そういうことでしたら、クゥが適任かもしれませんね。ジーニ様、クゥ』
バートさんが二人を呼んでます。
『え?おれですか?』
〖なぁに?〗
二人も加わってお話再開すると、またふむふむしてます。
〖そうね。いいんじゃない?クゥのいい練習にもなりそうだわ〗
『分かりました。やってみます』
よく分からないけど、お話終わったみたいです。

『では、ひとまず帰りましょうか』
『そうねぇ~』
バートさんと結葉様がそう言うと

『サーヤ、帰りは私に乗っていくか?』
「いいにょお?ほんちょお?」
ギン様に乗せてもらえるの?
『ああ。もちろんだ』
「ふああ〜〜やっちゃあ!」
ふぁぁあ!ギン様のおっきなもふもふ!しかもシャンプーしたてのもふもふ!うへへへへ

ぴゅい『うわ~サーヤのおかお』
きゅい『きらきらきらきら~』
『え~ぼくだってふわふわなのに~』
『『ぼくたちだって~』』
ハクとフルーとフライのもふもふ組がちょっと拗ねちゃいました。でも~
『フライと』
『フルーには』
『のれないよ~』
妖精トリオのいうとおりだよね~。潰れちゃう。でも、抱っこすれば…うへへへへ

『ハクはあとでサーヤのクッションになればいいだろう?』
『そっかぁ じゃあ、いっか~』
ハククッション!後でよろしくね!うへへ~
ぴゅいきゅい『『うわ~』』
『サーヤ~』
『またへんな』
『わらい~』
なんですか?うへへへへ

『話はついたかしらぁ?じゃあ、はい』
「わーい♪」
結葉様がギン様の背中に乗せてくれました。
「ふわぁ~あぁぁ もふもふ~♪もふもふ~♪」
泳げる~♪わしゃわしゃわしゃ
『サーヤ、はしゃぐのはいいが、落ちるなよ』
「あ~い。もふもふ~うへへへへ」
『サーヤ…』
なんですか?ギン様
『うふふ。完全に埋もれてるわねぇ~』
「しあわしぇ~」
もふもふもふもふ~♪

ぴゅいきゅい『『いいな~』』
『『『きもちよさそ~』』』
もふもふを持ってない双子と妖精トリオもうらやましそうです。そんな様子を見て、ギン様は

『仕方ない。いいぞ』
ため息をつきながら双子たちに言うと
ぴゅいきゅい『『いいの?』』
『『『やった~!』』』
みんな飛びついてきました。

「いりゃっしゃ~い」
ぴゅいきゅい『『おじゃまちま~しゅ』』
『『『しま~す』』』
みんなギン様のもふもふに埋もれます。
ぴゅいきゅい『『すご~い!もふもふ~♪』』
『『『ほんとだ~!きもちいい~♪』』』
「きもちいね~♪もふもふ~♪」
うつ伏せになって埋もれます!ふわ~あぁぁ。もふもふもふもふもふもふ~♪

『あ~ぁ。あとで毛を整えるようねぇ。くすくす』
『まあ、仕方ないですね』
ふふってギン様も優しく笑います。

『ふふっさすがパパね~優しいじゃない?』
『お父さんは~いつもやさしいよ~?』
ハクが今だけじゃなくて、いつだってお父さんは優しいよ?って。そうだよね!
『ハク……』
『あらあら。ギンたら、顔が赤いわよぉ~』
『結葉様、勘弁してください…』
結葉様はずっとくすくす笑ってます。

「うにゅー?ぎんしゃま、おにぇちゅ?」
ぴゅきゅ『『だいじょうぶ~?』』
『『『だいじょうぶ~?』』』
ギン様、ちょっと熱い?

『だ、大丈夫だ』
『くすくす。よかったわねぇ心配してもらえて♪』
『結葉様…』
やっぱり結葉様がずっとくすくす笑ってます。

「ふにゅ~?」
『なんだろね~?』
ぴゅいきゅい『『なんだろ~?』』
『『謎だね~?』』
『『『わかんないね~?』』』

『こほんっ』
『ふふっかわいいわ~♪』

ん~。大人は難しいです。

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お読みいただきありがとうございますm(*_ _)m

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