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第6話 可愛い王様の嫉妬と怒り!(20)

 そんな彼女を彼は、そう二国の美少年王健太は、『ヨシヨシ』と、優しく撫でる。金色の艶々輝く。手入れの行き届いた金髪の長い髪や、雪のような真っ白い肌の背や脇、お尻と。オーク種族のアマゾネス達にも引けをとらないような大きく豊満な乳房などを優しく撫で回し。自分に猫のように甘えるシルフィー。妻のことを彼は優しく労うのだ。

 でっ、少し間が空き、時が経てば。

「エリエ~! エリエさん!」と、健太は声を大にして叫び、彼女。と、いうか? 二国の美少年王の右翼を務める。守護する。彼の所持する武の最大の駒……。


 そう、シルフィーが健太の左翼、智の要、軍師、参謀、ブレーンならば。彼女? 一騎当千万夫不当のアマゾネス、戦妃であるエリエ姫は、健太の右翼の翼、武の要である。だから彼女、エリエ姫が率いる兵、隊を見て確認をすれば分る通りで、人馬共々、鋼の西洋式鎧を身纏い、だけでない。エリエ姫が率いる騎馬。鉄騎馬兵。重装備騎兵は、武器にしても。獣の骨や銅を加工した物ではなく。みな鉄、鋼で出来た戟を使用している。と、いうか? 健太自身がエリエ姫と、その兵達にさせる。所持させて、この世界、大陸一の強靭な兵(刃)を作った。作らせた程の武力に秀でたアマゾネス、戦妃を、二国の美少年王健太は、「エリエさん。ちょっと、僕の許へきてくれるかな~?」と、呼びつける。

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