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第6話 可愛い王様の嫉妬と怒り!(19)

 まあ、笑い話しのようだけれど。シルフィー自身は、大変に夫想いの良く尽くす妻だから。そんなことはしない。しないのだ。だって彼女は元々から高貴な身の上ではなく。奴隷市場で売られていた身の上であり。彼女のまさに女神の如く美しい容姿は、幼い頃から他人と比べても光り輝き神々しく艶やかな者、物であったから。大人達、男達のおもちゃ、性玩具、慰め者だった彼女が。今の自分の置かれている酷く辛い生い立ち、生き様が嫌になり。自害を果たした思えば、ふと気がつくと別の世界……。


 そう、異世界日本へと異空間漂流をして流れつき、最初に逢った男性(人)、子供が、この美少年王健太でね。彼は彼女、シルフィーのことを『ああっ、女神さま……』と、呼んだ人物であり。その後、自身の両親を説得して、家に隠し。匿い。妻にした人物なのだから。二国の太后殿下シルフィー自身は、健太の『ストカー』とも言える。等しい人物。女性なのだから。己の主に来い! 早く来い! ちこう寄れ! 我に尽くせ! と言われ。告げられれば。犬や猫のように慌てて彼へと近寄り。『ペロペロ』と、主人さまのことを優艶、官能的に舐めながら甘え始めるのだ。獣のメスと化してね。


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