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『フラットライナーズ』 死後7分間で見た罪【40点】

【あらすじ】



 1990年に製作され、ジュリア・ロバーツら当時の若手スターが臨死体験に挑んだ医大生を演じた同名サスペンスホラーを、「JUNO ジュノ」「X-MEN:フューチャー&パスト」のエレン・ペイジ主演でリメイク。

 「人は死んだらどうなるのか?」ということに興味を抱いた医学生のコートニーは、自らが実験台となり心臓を止めて1分後に蘇生させる臨死実験の協力を仲間に持ちかける。

 死後の世界を体験して生き返ったコートニーは、一度読んだ医学書を細部まで記憶するなど超常的な能力を発揮。

 覚醒した彼女を見た仲間たちは競って実験台となり、心臓の停止時間を徐々に延ばしていくが……。

 「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のディエゴ・ルナをはじめとする人気若手俳優陣のほか、オリジナル版で医学生を演じたキーファー・サザーランドが医大の教授役として出演。

 監督は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレブ。



【因幡さんの映画語り】



 フラットライナーズは1990年に映画化され、今回はリメイクものだが、旧作を知らない人は多いのではないだろうか。

 作者も今回の映画は知らなかったので、興味がわき鑑賞してみた。

 一言で言うと、ホラー映画にありがちな表紙詐欺であった。(いわゆる、表紙は怖いけど中身は「なんじゃこりゃ!?」な内容)

 パターンが古く、昔の映像であれば怖かったろうな。



 主人公コートニーは妹を亡くし、死後の世界に興味を持っていた。

 仲間の医学生を集め、臨死実験を決行する。

 死後体験をしたあと、覚醒し、優秀な能力を見せつけたため、臨死実験に否定的だった仲間も体験に加わる。

 徐々に何か異様なものが見え始め、コートニーだけでなく、臨死実験をした仲間たちにも襲いかかる・・・。



 パターンとしては、臨死実験→若者特有の本能と性欲の解放→能力の覚醒→霊的な何かがやってくる、という感じだ。

 世にも奇妙な物語だと思えば、納得いくのではなかろうか。

 ホラー上級者には物足りない内容だ。

 後味の良い終わり方になっているので、ぜひホラー初級者に見てほしい映画である。



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