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門出

荷物をすべて終えると引っ越し屋が来て荷物をトラックにのせ終えた

あきひさはみんなに別れをつける

あきひさ

(じゃあ、父さん、母さん、みんな、東京に行ってくるよ)

みんなは泣きながら別れをしのんだ

父は言う

(あきひさ、くれぐれも体に気を付けてな、何か困った事があったら連絡するんだぞ、いいな)

母親は言う

(あきひさ、向こうに言ってもちゃんと食事してね、体の健康はまず食べ物からよ)

叔父さん

(あきひさ、元気でな、たまには帰ってこいよ、いつでも待ってるぞ)

あきひさはみんなに言う

(わかったよ、いろいろ気を付けるからさ、なにかあったら電話する、じゃあ、俺、行くから)

としきは(またな、あきひさ)と言った

あきひさはトラックに乗り込むと運転手は発信させた

東京にある大学の寮に向けて

長い時間、トラックに乗りながらあきひさは昔の出来事をいろいろ考えた

いろいろな人たちがいる世界で自分は本当に幸せなんだと実感した

自分がゲイであっても、それを差し引いても自分は幸せな人生を生きてきた

人にはいろんなタイプがおり、すべての人と友達になれるわけではない

確かにあきひさの事を知ればいろんなヤツが離れていくのかもしれない

しかし、本当に何でも話せる相手はごく限られている

自分は付き合う相手を間違わなければいいだけさとあきひさは本当に思った

夜の7時を過ぎた頃、あきひさの乗るトラックは東京の大学が所有している寮に到着した

あきひさは先ほど寮長にケータイで電話するとみんなで荷物を運ぶから待ってるよ)と言われていた

寮の前には寮に住んでいる人たちが待機しており、トラックが到着するとみんなは(サーやるか)
と言いながら動き始める

トラックからあきひさが降りると寮長のみかじりという男性がいた

みかじりはトラックから降りてきたあきひさを見ると笑顔で挨拶をした

(こんばんわ、君があきひさくんか、遠いところから大変だったね、寮に住んでるヤツらも手伝うからチャチャとやちやおう)

と言ってくれた

あきひさは寮長と待機していた学生たちに挨拶をする

(はじめまして、皆さん、きもとあきひさと言います

これからよろしくお願いいたします、俺のために本当にありがとうございます)

と言って頭を下げる

みんなはわいわいしながら笑っていた

あきひさの荷物がトラックから運び出されるとそうでであきひさの一人部屋に運びこまれる

すべて終わるとあきひさはみんなに感謝しながら丁重に言葉を選んで言った

あきひさ

(皆さん、本当にありがとうございます、お陰で早く荷物が全部運べて助かりました

それに運転手さんもありがとうございます、本当に助かりました

運転手と他のみんなは笑顔で笑いながいろんな事を言った

あきひさは運転手に代金を支払うと運転手は笑顔で感謝しながらトラックに乗り込んで去っていった

あきひさは(フー)と言いながらどっと疲れがでた

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