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第5話 アイカと年下な男の子(13)

 だから女王アイカは先程ウォンへと、二国の少年王である健太への不忠! 謀反──!

 それと? 己の白馬の王子さまへの反逆行為に値する。官能的な悪戯行為は、『もうだめ。だめなの』と呟き。

『ウォン、家のひとに対してこれ以上、今後、謀反、抵抗をおこなう。おこなおうとするだけ無駄。無駄なの、ウォン……、もう女達(誰)も貴方に対して支援、強力をしよう。する……。ウォン、貴方に対して命をかけ、投じてまでついていく。いこうとする。アマゾネス達は一握り……と、言うか? 誰もいない。いないかも知れない。知れなの……』と。

 女王アイカはウォンへと囁くように忠告──。忠告をしたのだ。

 元彼、婚約者、主、夫だったかも知れない。此の国の漢王になれなかった漢(者)であるウォンへと諫め含め。

 だから自分……。

 此の国の女王としての立場と振る舞いがあるから考慮して欲しいと。

 彼女の元大事だった漢(ひと)へと、これ以上の官能的な行為をする。

 そう今の主である健太への反逆とも言える優艶な行為を、これ以上おこなうことを控えて欲しいし。完全にやめて、この狭い空間、場所、個室である。戦車の中から直ちに出ていく。退去して欲しいと願う。願うのだよ。女王アイカはね。


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