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第5話 アイカと年下な男の子(6)

 そう、危惧をしながら自身の胸の中で甘え、戯れる可愛い年下の王さまを凝視するのだが。

「……ん? また只……。只って何、アイカさん?」と。

 当の本人である二国の男王である健太の方はこんな感じ。こんな感じで、上の空……。



 全くと言ってよいほど、己の新たな妃、妻であるアイカの話しを聞いていない状態。上の空と言う奴、様子で己の妃、妻である女王アイカへと無我夢中で貪り、戯れ、甘えているのだ。いる状態なのだ。

 でも? 彼女、此の国の女王アイカは、ジャポネの女王、シルフィーのことが気になる。気になって致し方がない。ないからね。

 もうそれこそ? 己の気が落ち着かない。休まらない。今後枕を高くして寝る。睡眠をとることが不可能なくらい気になるから。

「健太~。あなたの以前からいる妃達……。そう~? 特にジャポネの女王、東太后でシルフィーさんは何も? 何も言わない。言ってこないの、健太~?」と。

「……いや~、あなた~? あなた~? ねっぇ~? どうなの~? あなた~? ちゃんと答えてよ~。お願い。お願いだから~」

 と、問うのだ。

 此の国の女王アイカね。

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