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第11話 『勝負』

遊び場



著者:ピラフドリア



第11話
『勝負』



 部活のない通常の日。リンがバックに教科書を入れて帰りの準備をしていると、アキが話しかけてきた。



「なぁ、これからうちでポケモン勝負しないか?」






 一度自宅に帰ってから、任天堂Switchを持って二人はアキの家に集まった。



 二人が持ってきたソフトはポケットモンスターソード・シールド。



 ポケモンシリーズ第八作目。新たな地方ガラル地方を舞台に、まだ見ぬポケモンや懐かしのポケモン達と旅をする。



「よし、ルールはいつもので良いな」



 アキはそう言うと、リンは静かに首を縦に振った。



 ルールは三体三のシングルバトル。
 伝説や幻のポケモンは禁止。同じアイテムを重複して持たせることも禁止。



 一般的な対戦ルールだ。



 二人は今回の対戦に出すポケモンを整理して考える。



 ボックスの中には様々なポケモンがいる。



 その中から、アキが選んだのは!!



「私のパーティはこれだ!!」



 ストーリーを攻略するときにお世話になったポケモン達。思い出があり、ジムを共に勝ち上がり、チャンピオンの座になった懐かしのポケモンたち。



 エースバーン。アーマーガア。カジリガメ。ホルード。ロズレイド。ギガイアスの六体だ。



 対してリンが選んだポケモンは、



 ゴリランダー。バンギラス。マンムー。ハッサム。ブラッキー。サンダー。というパーティだ。



 リンのパーティを見たアキは勝利を確信する。



「ふふふ、エースポケモンが炎と草。これは俺の方が相性的には有利だな!!」



 しかし、そんなアキにリンは不敵に笑った。



「それはどうかな」



 二人の勝負が始まる。



 二人はそれぞれ、三体ずつ選出して勝負が始まる。



 最初にアキが出したポケモンはカジリガメ。水岩タイプのポケモンであり、かみつきポケモンに分類されている。ガラル地方を旅していれば、どこにでもいるポケモンだ。
 エースバーンを最初に出すと予想されると考えて、相性不利なポケモンを先に倒そうという考えだ。


 リンが最初に出したのは、マンムー。氷地面タイプのポケモン。2ほんキバポケモンであり、マンモスのような見た目のポケモンだ。


 最初に行動したのはマンムー。ほんの少しだが、素早さがカジリガメに勝っていたようだ。



 マンムーはステルスロックを行う。



 この技はあいつのフィールドに尖った岩を配置して、ポケモンが出てきた際にダメージを与える技だ。
 すでにそばにいたポケモンには効果はないが、交代などで出てきたポケモンにはダメージが入ってしまう。



 しかし、すでに場に出ていたカジリガメには効果はない。



 次はカジリガメの攻撃。カジリガメはアクアブレイクを繰り出す。



 マンムーは水タイプの攻撃が効果抜群。マンムーのHPは減っていく。



 しかし、残り一というところでマンムーは耐えた。




【後書き】


 ポケモンについてまだ知識不足な点もあるので、ミスがあるかもしれません。その時はお許しください!!


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