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第4話 アイカの不満(30)

 それも大変に仲良く。笑みを浮かべながらの世間話……。


 二国の男王である健太が産まれ育った。この世界、大陸、ジャポネ、此の国ではない。近代魔法の優れた異国の地の話。物が隊を女王アイカは笑みを浮かべ、漏らしながら興味津々に聞いている。している。訪ねているのだ。二国の男王である健太へとね。

 ……だけではない。ないのだよ。

 健太が産まれ育った異世界日本の、高価な物ではないが。大変に可愛らしいオープンハートのネックレスまで、「アイカさん、どうぞ」と、プレゼントしてもらっているのだ。

 大変に可愛いリボンまでついた。

 この太古、原始──。異世界、近代化日本国から見れば、紀元前、古の時代のような、ジャングル王国、町、集落内では。いくらアイカが女王であろうとも到底手に入れることができないような、可愛く、煌びやかな小箱に入ったオープンハートの可愛らしいネックレスを美少年王健太からプレゼントされて、此の国の女王さまは歓喜までしているのだ。

 こんな感じ。感じだよ。

 二人──。

 此の国の女王アイカと二国の男王である健太の仲の良い会話の内容はね。

 まあ、こんな感じで始める。始まったようなのだ。


 ◇◇◇◇◇

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