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第14話 何が何やら?(4)

 彼女の僕への不満や諫め、グチグチと小姑のように不満を呟き、ぼやいてくるのは、これだけでは収まらない。ないのだ。

「それとあなた~。話しをまた元に戻す。戻しますが。この世界の男性、殿方と言う者達は、相手……。女性に対して何の許可なく勝手に身ぐるみ、着衣をしている物を脱がして己の物、所有物にするために、平然と如何わしく破廉恥極まりない行為……。そう、悪戯や凌辱行為をして我が物にするのですか? あなた~?」と。

 エルさんは僕に真っ赤な顔をしながら普通の女性と変わらぬ表情、様子で不満、訊ねてきた。

「い、いいえ。普通は、そんなことはしません……。しないです……。エルさんごめんなさい。すいません……」

 僕は真っ赤な顔で照れ恥ずかしそうに不満を漏らしてくるエルさんへと謝罪をした。

 更に「すいません。すいません」と、ペコペコ、己の頭を何度も下げ謝罪をおこなう。

 でッ、おこないながら。あることを思い。僕は思案を始めるのだ。

 そう、未だうら若き乙女であるエルさんに対して僕は、漢! 男性として大変に軽率なこと、行為をおこなってしまっていることを思い出すのだ。

 そう彼女、エルさんがこの地球ではない星……。


 別の星から観光? 侵略行為?

 まあ、どちらかわからない。理解が僕には未だできないが。

 彼女が、僕が産まれ育った地球の女性(ひと)ではない宇宙人さんだからと、興味本意と興味津々で、エルさんが着衣をしていた甲冑と鎖帷子だと思われる物を強引に脱がして、彼女の美の女神ヴィーナスと変わらぬほど美しい肢体……ではないね。

 そう、彼女の裸体を己の鼻を伸ばし、心の臓をドキドキ、ハラハラさせ、生唾をゴクン、ゴクンと、何度も飲み込み、喉を鳴らしながら汗! 汗! と、エルさんの柔肌を拭き。堪能をしていることには間違いない。ないのだ。

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