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第11話 お妖狐さまと美少女?(6)

「旦那様~。わらわの今の容姿を見て確認をしてから。『そんなって~』大変に酷い。酷いで御座います~」と。

 まあ、当たり前の如く、自身の許嫁である一樹へと不満を漏らす。でも? 彼女の一樹への不満はこれだけでは終わらない。

「旦那様は~。先程迄は~。わらわのことをあれほど懸命に探索。探してくれていたでは御座いませんか~。それなのに? わらわが見つかれば~。もう用無し……。わらわのお姉様がいるからわらわはいらない。用無し。邪魔だと申すのですか~。旦那様~」と。

 また一樹へと不満を告げる。でッ、告げ終えれば、お姫さまは、自身の碧眼の瞳を濡らし始めるのと同時に。そのまま、自身の目の前に立つ、御主人さまへとジャンプ──! ダイブ──! ギシと、一樹を強く抱き締め、ハグしながら。お姫さまの年齢、容姿に不釣り合いな行動、行為──。

 自身の許嫁さま、旦那さまである。一樹の唇を己の持つ大変に可愛い唇で塞ぎ抱擁、堪能を始めだすのだ。

 姫さまの両親二人が揃い、空中で浮遊しながら見詰めていようが、お構いなしに、一樹へと愛情を精一杯注ぎ、己の夫への愛情の深さを示すのだ。

 そう、ルシファーさまの姉君であらさられる朱華嬢には負けはせぬと言わんばかりに、一樹への愛情を注ぎながら貪るのだよ。

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