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第11話 お妖狐さまと美少女?(1)

「あっ? お狐さま?」

 何でお狐さまがいる。いるのだ? 摩訶不思議……。

 でッ、こっち?

 そう、少女の声がした方はと……?



 一体誰だろう?

 俺……と、言うか? 俺達の近くに少女などいなかった筈……。



 と、一樹が心の中で呟けば、後は自然と少女……。



 自身の母を呼ぶ声がした方へと一樹は己の瞳を動かして見詰め確認をする。
 少女の声音の正体……。

 一体誰? 誰なの? 何者なのだろうか? と、己の脳裏で思いながら。と、同時に?


 一樹が己の脳裏で思案をすること……。破廉恥、邪なこと、だけではなく。思いやりや優しさ、労いを考慮する時も全部わかってしまう前魔王佐多名衛門の助(サタナエモンノスケ)殿は、彼のことを嘲笑うかの如く、ニヤリと苦笑を浮かべるのだよ。

 と、同時に?


「えっ? えぇ、えええ~? な、何でぇえええ~? 金髪碧眼の少女が俺の目の前に~?」と。

 一樹は驚愕──。自身の声を大にして叫ぶ、だけではない。


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