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第10話 わらわは♂これで魔王をやめました(29)

 変えると。〈ボン〉だ!

 そう、一樹が産まれ育った日本のアニメやシネマ、マンガのワンシーンに多々有る。魔法使いが現れ、消える時の効果音と変わらぬ、奇妙──奇抜な爆発音が、一樹の耳、と言うか?


 この謁見の間に響くのだよ。

 と、なれば?


 自ずと一樹は、自身の脳裏で。「(……ん? 何? 何の音だ?)」と思い。困惑をするのだ。

 う~ん、でも? そんなに長くは、続かない。

「婿殿始めまして……」と。

 一樹を呼び、挨拶を呟く声──。

 それも? 女性の声色で、一樹へと『婿殿』と、呟いてくるから。

「(誰だろう?)」

 一樹はこんなことを脳裏で思い。声の主──した方へと視線を変えるのだ。

 と、同時に?

「お母さま~」と。

 幼い声音──。

 そう、少女らしき声音まで聞こえ手きたので、更に一樹は、「(誰だろう?)」と。己の脳裏で思うのだった。


 ◇◇◇◇◇

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